正12面体モデル「120胞体」の中心 「愛のトンネル」 |
例えば、スペースパッキングの章に出てくる4次元の正12面体モデル「120胞体」の中心は、5回対称軸が美しく見えるため「愛のトンネル」と呼ばれているそうです。そのあまりにもベタなネーミングにただならぬ親近感を感じ、一気に私と幾何学との距離は縮まります。プロポーションの章では、ピタゴラスの「天体の音楽」 (※2)を受けたケプラーが、“地球は一年をかけてミとファの音を繰り返し出し続けている”と夢想したエピソードを知り、研究者の豊かで自由な想像力にハッとします。ケプラーって、なんか面白そうよ。 |