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●キルヒャーの音楽図譜

『普遍音楽』より



01
01 ナマケモノ
02
02 鳥の鳴き声
03
03 蜘蛛の巣
04
04 7種の鍵盤
05
05 木霊
06
06 有用な聴覚装置




あのキルヒャーの伝説の代表作『普遍音楽』が2013年7月、ついに刊行しました。17世紀に記された最も重要な論考のひとつであり、バッハやヘンデルら後代の作曲家たちに多大な影響を与えた書。もちろん、好奇心のかたまりであり、奇事異聞のこよなき愛好者であるキルヒャーの想像力は、音楽史の枠にとどまりません。摩訶不思議な楽器や音響装置満載の本書から、その魅力の一部をご紹介します。

アタナシウス・キルヒャー Athanasius Kircher 1601-80
ドイツ出身の学者、イエズス会司祭。その好奇心の対象は多岐にわたり、古代エジプトとその言語と象形文字、光学や磁気学をめぐる自然学、音楽、天上界と地上界、地質学、光と影、医学、暗号論、中国学など幅広い分野の著作を残した。ヒエログリフ解読の先駆者、あるいは伝染病微小生物原因論を初めて実証的に示し予防法を提案したことでも知られる。その著作群は、一時はデカルト的合理主義の立場から批判にさらされたが、20世紀後半には、その業績の先進性と多彩さが再評価されるようになり、「遅れてきたルネサンス人」とも呼ばれるようになった。

『キルヒャーの世界図鑑』からの図像を紹介した「キルヒャー・驚異の図像」もご覧ください。


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