地方に社会システム産業をつくる[詳細]
マザー・プラットフォーム、二地域居住……
ノウハウをもつ副業者Bs(ビーズ)が 地方を活性化する!
「働き方改革」のもと、従業員の副業を認める企業がふえてきた。
経団連は終身雇用などの日本型雇用のあり方を見直しはじめ、
若者たちも、働きながら自らのスキルを磨く道を模索しはじめた。
折しもIoT時代となり、社会システムは猛スピードで大転換をとげつつある。
これは好機なのか? 凶兆なのか?
時代潮流、社会動向、市場と産業、技術的発展、地域振興……
データをもとに、ひとりひとりの生活と地域を豊かにする方法を提示する。
■目次 |
▲ |
Part 1 地方の所得格差を埋める「新しい産業」のありか
第1章 副業パワーと地方企業1節 副業パワーが地方の支援に回りはじめた
2節 多様な働き方の台頭
3節 地方企業の専門職を担う副業者
第2章 既存産業に代わる「情報通信産業」と「研究・技術サービス業」
1節 既存産業では地方の格差は埋まらない
2節 副業パワーと地方の「新しい産業」づくり
第3章 政府の地方産業政策と暗示された「社会システム市場」
1節 地方産業政策の現在の位置
2節 地方創生政策の限界
3節 暗示された成長分野の「社会システム市場」
Part 2 社会システム市場と「社会システム産業」
第4章 円盤型市場に花びら型「社会システム産業」の登場1節 円盤型の「社会システム市場」
2節 「社会システム産業」をかたちにする「花びら型産業」
第5章 花びら型「社会システム産業」の組織的パワーの獲得
1節 付加価値を最大化するインテグレーション
2節 花びら型「社会システム産業」を動態化する組織的パワー
Part 3 IoTを使って「社会システム産業」をつくる
第6章 IoTと社会システム産業1節 IoTは何を可能とするか
2節 IoTによる現実社会支援
3節 ライドシェア事業のウーバーが提起した二つの問題
4節 現実社会の支援で表裏一体となる「IoT」と「社会システム産業」
第7章 円盤型市場の克服
1節 円盤型市場のもつ特質への対応
2節 IoTを使って「円盤型市場」を克服する三つの方法
第8章 モジュール、APIによるサービスの細分化
1節 IoTによるモジュールとAPI
2節 インダストリー4.0にみるモジュール化とAPI接続
3節 Fin Tech の登場とMed Techの可能性
4節 モジュールとAPIによる「円盤型市場」への対応
第9章 コミュニティ効果によるサービスの標準化とビッグデータの活用
1節 コミュニティ効果の出現
2節 コミュニティ効果によるサービスの標準化
3節 ビッグデータの誕生と社会システム産業の「マザー・プラットフォーム」
第10章 「B'( Bダッシュ)」を加える「社会システム産業」のビジネスモデル
1節 「社会システム産業」のB to B' to Cビジネスモデル
2節 社会システム産業の例題としての獣害対策
3節 「社会システム産業」の「二層×M層」構造
第11章 わが国に一大「社会システム産業」を誕生させる
1節 「社会システム産業」時代へのひとつのシナリオ
2節 新しい文明としての「社会システム産業」
Part 4 副業パワーで地方に「社会システム産業」をつくる
第12章 地方の新しい産業「社会システム産業」1節 地方に「社会システム産業」を叢生させる
2節 地方の「社会システム産業」への政策的な期待
第13章 地方の「社会システム一万事業」の構想
1節 IoTによる「社会システム一万事業」大作戦
2節 「社会システム一万事業」大作戦は政府が行う「公助」
3節 「社会システム一万事業」への地元「B'」の動員
4節 「社会システム一万事業」の組織的対応
第14章 「二地域居住」政策の推進
1節 副業者の「二地域居住」を政策の柱に据える
2節 第2住民票の制度化
3節 起業の場づくり
4節 「住まう場」の確保
5節 「二地域居住推進法」の制定
第15章 チャレンジする「発達」途上の国・日本
あとがき
出典
■関連図書(表示価格は税別) |
▲ |
■関連情報 |
▲ |
2021.4.9〜玉田樹氏登壇のフォーラム、Webと狭山ケーブルテレビで放映
玉田樹さんが、西武文理大学主催のフォーラム「地域における『社会システム産業』を考える」に、基調講演と対談に登壇。それぞれの地域で「社会システム産業」を起こすにはどうしたらいいか、というヒントが見つかります。
2021年4月9日〜30日、webで公開。西武文理大学への申し込みが必要です。4月9日〜15日では狭山ケーブルテレビでも放映。