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エンド・オブ・セックス[詳細]
六〇年代、アメリカを席巻したセックス革命は、
性の禁忌を打ち破り、自由で生き生きした女と男の関係を生むはずだった。
しかし、規制にとってかわったのは、性の゛処方″。
快感と満足を得るためのテクニック、さかんなセックス・セラピー、
刺激だけを追求するポルノ……はエスカレートしていった。
現代の性は生から切り離されて卑俗化し、 
女と男はたがいに愛なきまま孤立している。
わたしたちに、愛と人間味あふれるセックスはよみがえるのか?
宇宙に、星々につうじる創造的エロスをとりもどせるのか?
来るべき[女と男]のために 、愛のホロノミー(全体性)を問う!


■目次より

序 セックス革命を超えて
PART 1 愛の力
第1章 変容する肉体
第2章 セックス中の驚くべき物語 
    脈打つ心とからだひとつになりたいオーガズムの果てに
第3章 肉体と魂の炸裂
    卵子と精子を結ぶダンス

PART 2 愛の約束
第4章 それは、禁忌(タブー)にはじまった
    父に禁じられた自慰全世界がエロティック
第5章 兄と妹を超える愛
    少年の愛妹に感じた官能死と近親相姦のタブーを超えて
第6章 多次元的エロスを知る
    知覚の扉をひらくLSD 実験で知った妻への愛現実を踏まえて

PART 3 裏切られた愛
第7章 置き去りにされた愛
    ポルノ・フィルムをみつくして性の過激派の証言
第8章 分断化した生と性
    人間の殺戮はなぜはじまったのか権力をも脅かす個的愛
    レクリエーション的セックスの悲劇
第9章 空想とドグマのはざまで
    巨根願望のセックス・パフォーマンスノーマン・メイラーの強敵:女の胸で泣く男
    アナイス・ニンが描いた女の官能性器に原初の創造力をみる
第10章 無条件の愛の行為はあるか
    物体としての人間マルチン・ブーバーの〈我-汝〉世界
    B・F・スキナーの〈強化〉実験満足と安定のある結婚は仮説にすぎない?
    性の別世界へ
第11章 社会と肉体と性愛と
    肉体と性愛の蔑視性格構造・身体構造に根ざすイデオロギー




■著者紹介:ジョージ・レオナード George Leonard

1972年、ルイス・アンド・クラーク大学にて文学博士号取得。『ルック』誌の編集を17年間リードする。1960年代のカリフォルニアに起こったニューウェーヴ・ムーヴメントやセックス革命を現場体験、その後の評論・実践活動に大きな影響を受けた。そのひとつの結実が本書。
著書はほかに『教育とエクスタシー』『変容』『魂のスポーツマン』(日本教文社)、『サイレント・パルス』(工作舎)など。みずから黒帯を所持し、合気道のセミナーを主宰。近著も『熟達』『合気道の道』などがある。
これまでにエサレン研究所副所長、ヒューマニスティック・サイコロジー協会(AHP)の会長を歴任。


■関連図書

サイレント・パルス 宇宙の根源リズムへの旅 G・レオナード 1800円
タオ自然学 現代物理学の先端から東洋の世紀がはじまる F・カプラ 2200円
新ターニングポイント ポストバブルの指針 F・カプラ 1900円
量子の公案 現代物理学のリーダーたちの神秘観 K・ウィルバー編 2400円
身体化された心 エナクティブ認知科学と仏教思想 F・ヴァレラ 2800円
自己組織化する宇宙 自然・生命・社会の創発的パラダイム E・ヤンツ 3200円
ホロン革命 個と全体のシステム論 A・ケストラー 2800円
三つの脳の進化 反射脳・情動脳・理論脳と「人間らしさ」の起源 P・D・マクリーン 3400円
生命とストレス 「ストレス発見」にいたる洞察 ハンス・セリエ 2200円
アインシュタイン、神を語る 宇宙・科学・宗教・平和 W・ヘルマンス 2200円
育つ・学ぶ・癒す 脳図鑑21 驚くほど適応力に富んだ脳の姿 小泉英明=編著 4800円






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