俯瞰する知—原島博講義録シリーズ
巻2 宇宙138億年から学ぶ[概要]
「俯瞰する知」は冒険への招待状です。
—宮下芳明(イグノーベル賞受賞/明治大学教授)
専門知を超えて「俯瞰する知」を提唱する講義録シリーズ第2巻。
さあ、宇宙138億年という
途方もなくこころ踊る俯瞰の旅へ。
宇宙誕生のドラマに没入し、
地球生物の進化を見つめよう。
人類の歩みに同調しつつ、
文明の歴史と近代をたずねると、
どこからか、未来の胎動が聴こえてくる。
p56-57 未来史も自分史も含めた138億年の年表|
「第1講 まずは宇宙誕生からの138億年の通史」より
■目次より |
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第1講 まずは宇宙誕生からの138億年の通史
1 138億年を一望できる年表をつくる2 まずは宇宙が誕生して銀河系ができた歴史
3 地球環境と生物進化の歴史
4 直立歩行からの人類の歩みの歴史
5 農耕を開始してからの文明の歴史
6 宇宙138億年の通史から何を学ぶか
7 まとめ—138億年の年表の再点検
第2講 宇宙は無からどのようにして誕生したのか
1 脳内宇宙と実宇宙2 我々の先祖は、宇宙をどう見てきたのか
3 20世紀になって宇宙像は大きく変容した
4 ついでに超ミクロの素粒子の世界も覗いてみよう
5 宇宙はどのようにして誕生したのか
6 宇宙はこれからどうなるのか
7 宇宙はじつは数多くある
8 宇宙物理学に残された課題
9 まとめ—夢は広がる、でも……
第3講 地球環境のもとでの生物の進化を追う
1 まずは生物が進化した地球について2 地球の歴史の時代区分
3 地球と生物進化の歴史[1]—カンブリア爆発以前
4 地球と生物進化の歴史[2]—カンブリア爆発以降
5 地球と生物進化の歴史に何を学ぶか
6 まとめ—ところがいま人は
第4講 直立二足歩行からの人類の歩みを振り返る
1 そもそもヒトとはどういう動物なのか2 ヒトの進化をどう分類するか
3 700万年から400万年前にいた人たち[初期猿人]
4 400万年から130万年前にいた人たち[猿人]
5 250万年から20万年前にいた人たち[原人]
6 60万年から3万年前にいた人たち[旧人]
7 20万年前からいる人たち[新人]
8 なぜいま世界にホモ・サピエンスしかいないのか
9 人類の歩みから何を学ぶか[その1]
10 人類の歩みから何を学ぶか[その2]
第5講 農耕開始以来の文明の歴史を復習する
1 もしかしたらいまは近代の終わりかもしれない2 都市の時代としての古代
3 大陸の時代としての中世
4 地球の時代としての近代
5 歴史から何を学ぶか
6 まとめ—歴史は動いている
第6講 近代からその先へ—成長と拡大の時代は終わった
1 現代という時代はいつから始まったのか2 改めて近代を振り返る
3 近代の成長と拡大はこれからも続くのか
4 近代を超えるためにどうすればよいの
5 まとめ—バブルの時代のその先へ
第7講 人類の未来—滅亡は避けられるのか
1 天変地異による人類の未来2 いますぐの突然の自滅シナリオもある
3 生物と人類の進化に見る滅亡シナリオ
4 科学技術がもたらす未来
5 宇宙の知的生命体に学ぶ人類の未来
6 まとめ—悲観的になることはない、なってはいけない
p112-113「第3講 地球環境のもとでの生物の進化を追う」より