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ホーム・スウィート・ホーム[概要]


目次著者紹介関連情報書評



俯瞰イラストで巡る「おうち」考現学

生き方の数だけ存在する、住まいのかたちを見てみたい。
それらはすべて、そこに住む人の“作品”だから──
自分たちが望む暮らし方や住まい空間を模索している家々を
10年にわたって取材。
考現学的アプローチによる俯瞰イラストと
生き方に肉薄するルポルタージュを通して、
人それぞれの「スウィート・ホーム」の
多様なあり方を浮き彫りにしていく。
暮らす人々のインナーワールドが体現された
スペクタクルな光景の数々!


遊牧民のゲルか、宇宙船地球号か 軽やかに人生を愉しむドームの基地
「遊牧民のゲルか、宇宙船地球号か 軽やかに人生を愉しむドームの基地」(クリックするとpdfへ移動します)


■目次より

序章──家を巡る旅に出る前に ヤドカリの渦紋の中から生まれるかたち

第一章 牙城を築く

・縦横斜めに線が遊ぶ 三角形の箱庭と小さきものの世界
・螺旋のリズムを内に秘めた 富士塚の傍らのモノリス
・デカダンとまがい物の美学 私が私でいるために
ホーム・スウィート・コラム1:家も主役の映画やドラマ その一

第二章 蒐集と向き合う

・造形作家夫妻が集める 蠟人形春子と愉快な仲間たち
・電音土蔵空間から放たれる音響は すべての境界を溶かしていく
・権力者の肖像画が壁を埋める プロパガンダグッズ・コレクターの家
ホーム・スウィート・コラム2:家も主役の映画やドラマ その二

第三章 受け継ぎ活かす

・陶芸家夫妻が蘇らせた 築一五〇年の京風町家
・絶やさぬ囲炉裏の火のように 受け継がれてゆく小さな家族の物語
ホーム・スウィート・コラム3:住宅建築が観察できる施設案内

第四章 旅の途中でたたずむ

・遊牧民のゲルか、宇宙船地球号か 軽やかに人生を愉しむドームの基地
・旅の途中のスナップショット 仮住まいのヴィラから眺める異国の街角
・花から花へと舞い飛ぶ蝶の 生き抜く糧が詰まった小さな部屋で
ホーム・スウィート・コラム4:本書の指針となった書籍たち

第五章 ともに生きる

・あざやかに織りなす糸のように 人と自然が交差する空中農園
・米軍ハウスのバナナの葉蔭 文化の渦から生まれるグルーヴ
・小川のほとりの小さな納屋で 山と谷を蘇らせる守人の叙事詩

終章──記憶の中の家を俯瞰する 増築を重ねて迷宮化した、昭和初期の文化住宅
あとがき

あざやかに織りなす糸のように 人と自然が交差する空中農園
「あざやかに織りなす糸のように 人と自然が交差する空中農園」=表紙(クリックするとpdfへ移動します)

「あざやかに織りなす糸のように 人と自然が交差する空中農園」本文
「あざやかに織りなす糸のように 人と自然が交差する空中農園」本文(クリックするとpdfへ移動します)


■著者紹介:

杉本彩子 (すぎもと・さいこ)
1973年東京生まれ。武蔵野美術大学造形学部日本画学科卒業。デザイン事務所に勤務後、2001年からKucciのペンネームで、立体イラスト、平面イラスト、漫画、デザイン、執筆を手がける。雑誌の立体イラストや、TV報道番組の政治家人形など、造形物制作の他、建築、住宅関係誌、情報誌、絵本、教科書など、幅広い領域で独特なデフォルメを施した俯瞰イラストを制作。『名建築が生まれた現場 世界のトップ設計事務所』(日経BP、2016)に俯瞰イラストを寄稿、『ジャジューカ──モロッコの不思議な村とその魔術的音楽』(太田出版、2017)に、イラスト・文章を寄稿。




■関連情報

●1/18〜26 刊行記念原画展

1/18(土)〜26(日)阿佐ヶ谷のギャラリー白線にて開催。大和絵の吹抜屋台を思わせる独特なデフォルメを施した俯瞰イラストと厳選したイラスト70点以上を展示。
1/20 モモコモーションさん(ミュージシャン、タイ料理研究家)とのトークイベント、 1/25 座談会を開催。詳細はギャラリー白線

[杉本彩子原画展]
会期:2025年1月18日(土)〜26日(日)
時間:13:00〜20:00(20日のみ18:00まで)
会場:ギャラリー白線
   東京都杉並区阿佐谷南1-36-14 ハウス白鳥1F-B
杉本彩子原画展 ハガキ表 杉本彩子原画展 ハガキ裏




■書評

2025.1.12配信YouTube番組「ポリタスTV」
どう住まい、どう暮らす?家から見つめる生き方|ゲスト:杉本彩子
聞き手はライターの和田靜香さん。

2025.1.17配信YouTube番組「本チャンネル」今日発売の気になる新刊
俯瞰図とイラストで巡る「おうち」考現学!——『ホーム・スウィート・ホーム』著者・杉本彩子さん インタビュー
インタビュアーはマルジナリア書店の小林えみさん。

2025.1.15配信の都築響一さん有料メールマガジン
ROADSIDERS’ weekly vol.629

「おうち考現学」と言われればまさにそのとおりで、本家・今和次郎の考現学と同じく、ずっしり重い本書には写真は著者近影の一枚のみ、そのかわりに「俯廠図を含む400点以上のイラスト」がオールカラーで収録されていて、しかもイラストの中に手書きで説明も書き込まれているので、ある意味、写真よりもはるかに情報量が多い。…







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