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意識の科学[詳細]
1994年、「意識の科学に向けて(Toward a Science of Consciousness:本書の原題)」
と題した国際会議がアリゾナ・ツーソンで開催されて以来、
東京(1999年)やチェコ(2003年)などでも連続した討議が重ねられ、
世界の脳・神経科学者、認知科学者、哲学者のホットな関心を集めている最前線のテーマ「意識」。
主観をふくむ意識の科学について、いちはやく展望を示した記念碑的一書。


■目次より

第1章 転換の時代
1・1  終末的なヴィジョンを超えて
1・2  変性意識状態(ASC)の探求
1・3  科学的パラダイムの転換
1・4  東洋の瞑想システムからのヒント
1・5  ホリスティックなヒーリングへの道

第2章 量子物理学と意識
2・1  心と身体の二元論の彼方へ
2・2  リアリティの審判官としてのパラダイム
2・3  客観性の追求
2・4  論理の限界
2・5  決定論を超えて
2・6  「波子(ウェイヴィクル)」、心身と時空
2・7  無限小にひそむ無限のエネルギー
2・8  科学と宗教の合流

第3章 精神と身体
3・1  心と脳の相互作用
3・2  脳の構造
3・3  垂直的一体性
3・4  識閾下の知覚
3・5  脳のコミュニケーションモデル
3・6  水平的一体性
3・7  心作用のふたつの様式
3・8  性による差異
3・9  専門化しているが、区分されてはいない両半球の機能
3・10  創造性とヤヌス的思考

第4章 ホログラムと人間の意識
4・1  ホログラフィの特性
4・2  精神物理学におけるホログラフィのルーツ
4・3  記憶のホログラフィモデル
4・4  低速波ポテンシャル
4・5  包み込まれたリアリティと開示されたリアリティ
4・6  量子精神物理学

第5章 バイオフィードバックと瞑想
5・1  自律的機能の随意的コントロール
5・2  自己調節と瞑想のパラダイム
5・3  アルファリズム
5・4  シータリズム
5・5  熟達した瞑想者の事例研究
5・6  問題と可能性

第6章 心身医学を超えて
6・1  意識作用のプラスとマイナス
6・2  「戦闘か逃走か」=大脳皮質の検閲
6・3  ストレスに関する覚え書き
6・4  リラキセーション

第7章 生と死と再誕
7・1  文化的規範と死の恐怖
7・2  変性意識状態における死の予行演習
7・3  臨死報告
7・4  象徴的な死

第8章 意識の進化
8・1  進化的考察
8・2  科学の進化
8・3  意識の科学





■著者紹介:ケネス・R・ペルティエ Kenneth R. Pelletier

スタンフォード大学医学部、スタンフォード疾病予防センターの首席臨床研究員。医学博士。健康増進のための研究・計画や臨床現場の最前線で活躍、心身医学・ストレス病研究のパイオニア的存在。
意識の研究、行動医学、精神神経免疫学に関する論文を200以上発表。革新的な健康増進医療計画の推進と評価、IBMやゼネラル・モータースなど大企業の健康問題コンサルティングにも従事。
邦訳著書はほかに『心が生かし心が殺す ストレスの心身医学』(日本教文社)がある。


■関連図書

・心が生かし心が殺す ストレスの心身医学 ケネス・R・ペルティエ 日本教文社
・意識する心 脳と精神の根本理論を求めて デイヴィッド・J.チャーマーズ 白揚社 
・意識の科学は可能か 苧阪直行編著 下條信輔、佐々木正人ほか著 新曜社
・脳のなかの幽霊 V. S. ラマチャンドランほか 角川書店
・生存する脳 A. R. ダマジオ 講談社
・無意識の脳自己意識の脳  A. R. ダマジオ 講談社
身体化された心 エナクティブ認知科学と仏教思想 フランシスコ・ヴァレラほか 工作舎
育つ・学ぶ・癒す 脳図鑑21 驚くほど適応力に富んだ脳の姿 小泉英明=編著 工作舎
生命とストレス 「ストレス発見」にいたる洞察 ハンス・セリエ 工作舎
三つの脳の進化 反射脳・情動脳・理論脳と「人間らしさ」の起源 P・D・マクリーン 工作舎
精神と物質 意識と科学的世界像をめぐる考察 E・シュレーディンガー 工作舎





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