形の文化誌[7] 世紀末と末法[詳細]
■目次より |
▲ |
講演
講演[1]ラプンツェルの裏窓 Rapunzel's Rear Window 巽 孝之
◎ワイエスやレメディオス・バロの絵画、ピンチョンやホーソーンの文学作品から囚われの物語を読みとく。
講演[2]末法のかたち──鳳凰堂の阿弥陀如来像 水野敬三郎
◎平安時代の末法思想と仏像の造形を論じる。
feature articles 世紀末と末法
水と火の終末論 荒川 紘世紀末ポスターのプロポーション 河 鳳洙
「ヴィクトリアン・スタイル」への希求
──1877年刊「芸術家具」カタログをもとに 門田園子
世紀末の変わり目の四次元建築 宮崎興二
「場」のかたち──即興のかたち 三倉克也
かたちのはじめとおわりへのアプローチ 福田真実
図版構成[天の巻]
図版構成[地の巻]
for-u-m 形の文化をめぐるエッセイと論文
胎児写真と自己選択権美術 中川素子ダニ・カラヴァン《パサージュ》 脇本厚司
イサム・ノグチ庭園美術館と野口ミチオ先生の思い出 新見 隆
三浦梅園『玄語図』の研究──『玄語図』の球体性についての考察 I 出原立子
紙馬──雲南の小さな神さまたち あだちがびん
惑星が誘った形(三) 竹沢攻一
国旗と国歌 森 貞彦
キュビズムとフラクタル幾何学 三井直樹
魂には形がある──6 マカダム幸子
日本武術の身体技法 岩渕 輝
天使の翼と天人の天衣 荒川 紘
失われゆく石庫門の装飾 渡辺良平
環境とテクノ・カルチャー 山口勝弘
土方巽の舞踏と形 森下 隆
形なき身体とみえない力──東洋医学的世界観をとおして 齋藤友良
悪魔と契約するには型がある 高橋義人
ゴッホの名画をめぐる謎 前田孝一
お札と女性 小川正浩
魔除けの形 岡田保造
形の四面体 キーワード解説
◎認識 見るは物なり 小町谷朝生
◎数理 数理からみた世紀末 小川 泰
◎思想 絵図から地図へ──伊能忠敬の方法 金子 務
◎表象 身振り 向井周太郎
形のプロムナード 時事評
◎向井周太郎 詩を観る──日独ヴィジュアル・ポエトリィ展
◎一條和彦 『記憶された身体』展──「昇華したマイナスとしての女性ゴルフプレイヤー」について
◎小川 泰 日本音楽の基礎概念──日本音楽のなぜ
◎金子啓明 東京国立博物館 生まれ変わった法隆寺宝物館
形の本棚 書評
宮崎興二/三井秀樹/加藤明子/金子 務
information 「形の文化会」から
活動記録/役員一覧/形の文化会趣旨/『形の文化誌』について