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悪化する気象条件、中国大陸と朝鮮半島の変転する政治体制…… 激動する状況の中、縄文人は多様な渡来人と融合し弥生人へと変貌していった。 水田農耕・漁労、金属神、天神文化などが 重層的にもたらされ、縄文の地霊信仰が祖霊信仰に吸収されることによって、 各地に鬼神を祭る「いさなき」空間を核とした、新たな共同体が成立する。 日本人の精神文化の一つの極を形作る、「鬼神の世紀」の開幕である。 |
■目次より |
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序章 意識の祖型としての弥生 第1部 弥生史再現のこころみ 第1章 弥生への胎動 列島渡来の多様な可能性 第2章 弥生の開幕 第3章 金属神の渡来 第4章 ニニギノ命とアメノホカリノ命の新天地開拓 第5章 弥生中期の大陸と列島のヒメ・ヒコ体制 第6章 神武東征と大和におけるヒメ・ヒコ体制の成立 第7章 邪馬台国と卑弥呼の秘密 第8章 国際情勢と三角縁神獣鏡 第9章 幻の狗奴国と応神の系譜 第10章 三輪王朝の成立とヒコの権力の拡大 第11章 狗奴国の応神による三輪王朝の革新 第2部 弥生人の精神文化誌 第12章 弥生人の性格と鬼神信仰 第13章 朝鮮半島の神話と高木神 第14章 弥生の農耕祭祀 第15章 祓そして禊と海人族の思想 第16章 金属神 第17章 弥生祭祀をめぐって 第18章 戦争の誕生 第19章 方形周溝墓から前方後円墳へ 終章 「いさなき」空間からのメッセージ |
■著者紹介:西宮紘 (にしのみや・こう) |
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1941年生まれ。京都大学理学部物理学科卒。在学中からローレンツ変換式によって超光速領域を論理化、虚空間論を構想する。リルケの詩にふれて波動空間を直観し、素粒子論的世界観から華厳世界へと思索の翼を拡げる。著書はほかに『空海:火輪の時空』(朝日出版社)、『縄文の地霊』(工作舎)、『ヒメとヒコの時代』(「女と男の時空」1、共著、藤原書店)、『多時空論:脳・生命・宇宙』(藤原書店)などがある。 |
■関連図書 |
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・縄文の地霊 死と再生の時空 西宮紘 2900円 |
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