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ある患者の体内から摘出された゛腫瘍″、 実は植物の組織片であると分析された。 だがこれで多くのマスコミが決めつけたように「インチキ治療師ども」と言えるのだろうか。 短時間の内に大手術をやってのけ、患者を癒す心霊治療師たちが、 いまも、北アメリカやブラジル、フィリピンなどに実在し、治療を続けている。 治療過程で患者の身体に、ある種の超常的変容が起こったのではないか。 人体組織がべつの物体にとって替わられる瞬間移動があったのではないか。 何らかの超常的な力がはたらいたとしなければ 説明不可能ゆえに、一時は排斥され 社会問題にもなった心霊治療。 いまその不思議を科学の目が照射する。 |
■目次より |
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日本語版序 変わりつつある西洋医学 1 “心霊手術”に対する訴訟 フィリピン「心霊治療」ツアー告訴 錯覚か手品かトリックか詐欺か 「心霊手術」にも公正な分析の目を! 2 実験的に研究される心霊治療 中国の鍼術、パラケルススやメスメルの医術 ネズミに現われた驚くべき治療効果 チャールズ・T・タートの『トランスパーソナル心理学』 3 北アメリカの四人の治療師 呪医ローリング・サンダー 心霊手術師ドニャ・パチータ 賢女マリア・サビナ オルガ・ウォーラルの「癒しの手」 4 ブラジルの霊魂主義と超心理学 エリアーデの『シャーマニズム』 アラン・カルデックの「霊」に関する教え 治療師六名の心霊手術 超心理学者アンドラーデ 5 秘伝の道・直観の道 ヨガやカバラの秘伝的神知学 「直観的治療師」ヨセフ・ゼズルカの論理 バイオトロニクス治療師 生体エネルギー療法 6 フィリピンの霊魂主義者 自然治癒力と心霊的介入 オルドゥア王女の聖なる技 心霊的偽薬効果 アラン・ワッツやアンドルー・ワイルの見解 7 「癒し」の理論を追う 新しいパラダイム 「癒し」における意志 サイ効果を医学に応用できる可能性 治療師ドニャ・ロジータとの出会い |
■著者紹介:スタンリー・クリップナー Stanley
Krippner |
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1932年ウイスコンシン州生まれ。1954年ウイスコンシン大学を卒業し、ノースウェスタン大学修士課程で教育心理学を専攻。博士号取得後、州立ケント大学児童研究センター所長、ニューヨーク州ブルックリン・マイモニデス医療センターの夢実験室室長、サンフランシスコ・セイブルック研究所の意識研究センター部長などを歴任。現在はセイブルック研究所教授。超心理学会、人間性心理学会、アメリカ心理学会第32分科会(人間性心理学)などの会長歴もある。 1971年、モスクワのソビエト教育科学アカデミーで超心理学に関して初講演し、翌72年、東京の国際心理学会で初めて超心理学に関する論文が受理されて一般講演を行って以来、世界の超心理学をリードする。 北京での講演活動、南米コロンビアのボゴタにある生命科学大学とプエルトリコ大学の客員教授歴もあり、幅広いフィールドワークに裏づけられた論文・著書は多数におよぶ。 |
■関連図書 |
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・意識の科学 ホリスティックなヒーリングへの道 K・ペレティエ 2200円 |
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