日本財団は、いったい何をしているのか
第九巻 平和の希求[概要]
2021年からの3年の間ほど、
人々が平和を切望したことはなかったのではないか。
この地球上では、
次から次へと大規模な自然災害が発生する。
それだけではなく、人や国家の行動に起因する事変や戦争が勃発し、
おびただしい数の人々が被害を受ける。
社会の変革を目指す公益財団法人である日本財団はこれらの変事を
人道支援の対象としてとらえ、その解決に乗り出そうとする。
こうした支援の対象となったプロジェクトのうち、
本書では
ミャンマーにおける国軍のクーデターが引き起こした混乱と、
ロシアによるウクライナ侵攻がもたらした避難民問題を取り上げた。
─「あとがき」より
*本シリーズは木楽舎さんから刊行されていましたが、この第九巻から工作舎で刊行することになりました。
■目次より |
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戦争に対峙する/二つの取材メモ/ボランティア精神/学生たちの濃密体験/支援から共生へ/多様性社会の課題/
第2章 苦悩するミャンマー
暗転、クーデター/選挙監視団長の奮闘/異変の背景/誰がミャンマーを統治しているのか/仲介役の苦心/日本財団の役割/クーデターの深層
あとがき
年表◉ウクライナとミャンマーをめぐる日本財団の動き