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量子の公案[詳細]


物理学をあたかも一つの宗教のごとく信奉しているあなたに尋ねたい。
現代科学の創始者たち、現在あなたが暗黙のうちに崇拝している概念そのものを
開拓した理論家と研究者たち、本書に掲載した科学者たち
───彼らが全員、神秘家であるという事実は、いったい何を意味するのかと。



■目次より

第1章 序論・影とシンボルについて ケン・ウィルバー

ウェルナー・ハイゼンベルク Werner Heisenberg
第2章 真理はその深みにある
第3章 科学的真理と宗教的真理
第4章 プラトンとデモクリトスの議論
第5章 科学と美
第6章 もし科学がその限界を意識しているなら

エルヴィン・シュレーディンガー Erwin Schroedinger
第7章 物理学を語ったら?
第8章 心の単一性
第9章 「神」になるわたし
第10章 神秘家の世界観

アルバート・アインシュタイン Albert Einstein
第11章 宇宙的宗教感覚
第12章 科学と宗教

ルウィ・ドゥ・ブローイ Prince Louis de Broglie
第13章 真理への願望
第14章 この機械は神秘的思考を必要としている

ジェームズ・ジーンズ卿 Sir James Jeans
第15章 永遠の精神の心のなかに
第16章 純粋思考の宇宙

マックス・プランク 
Max Planck
第17章 この存在の神秘

ウォルフガング・パウリ Wolfgang Pauli
第18章 合理と神秘の包含

アーサー・エディントン卿 Sir Arthur Eddington
第19章 物理学のとばりを超えて

出典一覧/邦訳参考文献





■編者紹介:ケン・ウィルバー  Ken Wilber 1949-

オクラホマ州に生まれる。ネブラスカ大学にて医学、生化学を専攻。1977年、学際誌『レ・ヴィジョン』を創刊し、相互批判をとおしたニューエイジの興隆をはかる一方、自らも禅の研鑽とセラピーの実践を基盤に、トランスパーソナル心理学の理論書をつぎつぎに発表。数年のうちにニューエイジの急先鋒となる。出版社シャンバラのアドバイザーとして、「ニューサイエンス・ライブラリー」シリーズなどの編集を推進。邦訳書は『意識のスペクトル 上下』『アートマン・プロジェクト』『グレース&グリット 上下』『進化の構造 上下』『万物の歴史』『科学と宗教の統合』(春秋社)、『構造としての神』『眼には眼を』(青土社)、『エデンから』(抄訳、講談社)、『無境界』(平河出版社)、『ワン・テイスト 上下』(コスモスライブラリー)、『万物の理論』(トランスビュー)などがあり、編著書として『空像としての世界』(青土社)などがある。




■関連図書

断片と全体  ホリスティックな世界観への実験的探究 D・ボーム 1900円
精神と物質   意識と科学的世界像をめぐる考察 E・シュレーディンガー 1900円
直観術  日常生活から科学研究までの発想術 P・ゴールドバーグ 1845円
思考の道具箱  情報・数・空間・論理・無限 R・ラッカー 3800円
四次元の冒険  幾何学・宇宙・想像力 R・ラッカー 2806円
科学の罠  過失と不正の科学史 A・コーン 3107円
科学の運  発見と逸機の科学史 A・コーン 2800円
育つ・学ぶ・癒す 脳図鑑21  驚くほど適応力に富んだ脳の姿 小泉英明編 4800円




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