感覚する服 Sensing Garment [詳細]
松居エリの服は、
普遍性と個別性の融合が生み出す
数理的構造美の創発である
合原一幸 東京大学生産技術研究所 教授
(カオス工学・数理工学・生命情報システム論)
◎数学者は服を着る。ではなぜ数学を使うファッションデザイナーがいるのに驚くのだろう?
Math Horizons(米・数学誌):グウェン・フィッシャー
◎真のナチュラル・スタイル。科学から取り入れたアイデアはファッショナブルだ。
Nature(英・科学誌):デービット・シラノスキー
人間の身体が最も自然であるのは、正確な左右対称ではないという点にある。
今回のショーでは、その人特有の身体の、いわゆる歪みといわれている左右非対称をそのまま服として創り上げた。
20世紀は人が創ったものに、むりやり自分のサイズを合わせた特異な時代であったかもしれない。
19世紀までは、人は自分の身体に服を合わせてきたのだから。(中略)
どのサイズの女性も美しい。身体の歪みとされているものすら美しい。
私はかけがえのない個々の女性たちの内面オーラを引き出したい。
松居エリ「ハイパークチュール宣言」より
Math Horizons(米・数学誌):グウェン・フィッシャー
◎真のナチュラル・スタイル。科学から取り入れたアイデアはファッショナブルだ。
Nature(英・科学誌):デービット・シラノスキー
人間の身体が最も自然であるのは、正確な左右対称ではないという点にある。
今回のショーでは、その人特有の身体の、いわゆる歪みといわれている左右非対称をそのまま服として創り上げた。
20世紀は人が創ったものに、むりやり自分のサイズを合わせた特異な時代であったかもしれない。
19世紀までは、人は自分の身体に服を合わせてきたのだから。(中略)
どのサイズの女性も美しい。身体の歪みとされているものすら美しい。
私はかけがえのない個々の女性たちの内面オーラを引き出したい。
松居エリ「ハイパークチュール宣言」より
■目次 |
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数理、アート&ファッション:対数螺線
数理、アート&ファッション
【左】思考する服:可展面/【右】脳・心・コンピュータ&ファッション:フィボナッチ数列
■関連図書(表示価格は税別) |
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■関連情報 |
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●2016.5.17 青山ブックセンター本店 刊行記念イベント
松居エリ × 合原一幸 (第1部)× 内藤純子 (第2部)
2部構成という試みでしたが、各回とも大盛況。詳細はこちらへ。
■書評 |
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●2016.12.4 毎日新聞「ストーリー」科学するドレス
毎日新聞の日曜日朝刊で、記者が話題の人物や市井の人々の内面に深く迫る上質なルポ「ストーリー」に松居エリさんが登場しました。1面に「科学するドレス」として導入部が、4面には「女性を輝かす定理 サイエンスマインドな服作り」との見出しで全面にわたって松居さんの服に向き合う姿勢、科学との出合い等が綴られます。
そして、日本のウエディングドレス界の第一人者、桂由美さんからの「数理的なドレス作りは世界にも例のない独特なものだから、この路線を貫いてほしい」…輸入ドレス全盛の現状を憂えて「彼女は私の同志です」という言葉も。
終盤には「今年出版した作品集『感覚する服』(工作舎)にこんな言葉がある」と本書から引用もなされました。
毎日新聞 松居エリさん記事(クリックすると毎日新聞サイトへ移動)
●2016.6.21 FASHION HEADLINE 著者インタビュー
…私にとって服創りの原動力となっているのは、ウェディングドレスを着て輝く女性の姿。服がしっくりきた時の女性の高揚感は、その場の空気を変え、ドレスまで官能的に息づき始めるんです。それは彼女が彼女自身に出会う瞬間、「自己」になることを許された服、“感覚する服”なのです。