世界を変える七つの実験[詳細]
Seven Experiments That Could Change the World
「参加する科学」
世の中の不思議はすべて科学が解き明かしたと思われているが、
日常身辺には既成の科学が見過ごしている大きな謎がひそんでいる。
興味をもったテーマから、まず実験。
小さな科学の成果が集まれば、科学が変わる、世界が変わる。
いつしか心は温かくなる。
■目次より |
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第1部 ふつうの動物の超能力
序 動物の謎めいた能力が無視されてきた理由第1章 ペットは飼い主がいつ家路についたかを感知する?
ペットと人間の絆/ペットをつかった研究に対する三つのタブー/ペットと手を組んだ今後の研究
第2章 鳩はどうやって巣に帰る?
帰巣と渡りの逸話/磁気マップ説などの諸説を論破する/未知の方向感覚はあるか?/移動鳩舎をつかった実験/主人を見つけるペットの話
第3章 シロアリはなぜ巨大アーチをつくれるのか?
シロアリのお告げ/昆虫社会の本質:プログラムと場/シロアリ・コロニーの場/こんな実験をやってみよう
第2部 心は脳の外へ拡がるか?
序 縮まる心と拡がる心第4章 見つめられている感覚
心は脳から外にでるか?/見つめる力/邪視/これまでの科学研究/すぐにやれそうな実験
第5章 幻肢はそこに実在する!?
幻肢は義肢を活性化する/幻肢のフォークロア/幻肢と体外離脱体験/幻肢効果に関する簡単な実験/心と身体の関係
第3部 ゆらぐ科学の客観性神話
序 客観性という錯覚第6章 「基礎定数」は変化する!?
永遠の真理の信仰/1928年から1945年にかけて高速度は下降した/プランク定数は上昇した/微細構造定数はゆらぐ/万有引力定数がゆらぐ可能性を検証する実験
第7章 実験者の期待は結果を左右する!?
人は期待されるように行動する/プラシーボ効果/期待感は動物にも影響する/超心理学における実験者効果/通常科学はどのくらい超常的か
まとめ 明日の世界観にむけて
■関連図書(表示価格は税別) |
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■書評 |
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◎江本勝氏(月刊『波動』2001年6月・7月・8月)
「テレビ番組を見た時、私は「いつかこの先生に絶対会いたい」 と強く思った」という一念をつらぬいて、ついに渡英してシェルドレイク宅を訪問。夫人のジル・パースも同席した興味深い会見記を3回にわたって連載。
◎『タイムズ』(1996年9月5日)
ベストセラー『世界を変える七つの実験』の著者シェルドレイク博士は、ペットと飼い主の見えない絆を証拠だてる手法を明かしてくれた。
◎『タイムズ・エデュケーショナル・サプルメント』(1995年5月12日)
正統科学の盲点を鮮やかにつく好著。基礎研究は、金をかけずにできるし興味をもった者皆に開かれている。学校のカリキュラムに取り入れれば大いに効果があるだろう。
◎『サンデータイムズ』(1994年5月1日)
巨大化した科学予算はカットされる傾向にあり、若い人たちの科学離れは進む一方だが、シェルドレイクは大転換へのプログラムを示してくれた。
◎谷山浩子氏(『朝日新聞』1997年5月11日)
著者の科学に対する愛情をひしひしと感じる。世界への純真で無垢な好奇心は、まるで少年のようだ。「見つめる実験」を試しにやってみたけど、私は才能ないみたいで全然ダメだった。残念。