スケルトン・キー[詳細]
Skeleton Key
「デッドヘッズはこの惑星上に生まれた
最も新しい部族である」
ジョゼフ・キャンベル
(80歳を過ぎてからデッドヘッズの仲間入りをした神話学者)
■スケルトン・キーに寄せられた賞賛の声 |
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現代のジョイス研究者たちにとっての顕現日がやってきた。
カラフルで、ウィットに富み、説得力のある本だ。
もしあなたがデッドヘッズでないなら、
グッドタイムを逃している感じがしてならないだろう
───ボブ・ケリー『ワイアード』誌
健全なユーモア感覚がたっぷりあり、
その対象への愛にあふれている。
具体的なことがらと馬鹿馬鹿しさのミックスは、
あなたにグレイトフル・デッドの音楽そのものを
思い出させるだろう
───スティーヴ・ファッターマン『ローリング・ストーン』誌
グレイトフル・デッドのことを網羅した、この必携ガイドブックは
最初から最後までストレートに(たとえストレートじゃなくとも)
笑い続けることのできる唯一の辞書だ
───マット・グレイニング 人気漫画『シンプソンズ』の作者
絶対不可欠な本。グレイトフル・デッド体験の本質について、
古参のデッドヘッズたちの知識をより豊かにし、
新参のデッドヘッズたちにはわかりやすく説明してくれる
───ガーシュ・カンツマン『ニューヨーク・ポスト』紙
われわれのカウンターカルチャーを理解するための鍵。
デッドヘッズたちにとってのロゼッタ・ストーンだ
───マイク・メイナード『アンブロークン・チェーン』誌
あなたがグレイトフル・デッドの伝説と神話について、
知りたいと望んでいるすべてのことが分かる楽しいガイドブック。
カウンターカルチャーのもつ優位点を、オンステージから客席まで、
駐車場からインターネットまで、「アシッド・テスト」から「ゾーン」まで、
人名から地名まで、用語から表現法まで、過剰なまでに紹介してくれる。
この本は、つわ者デッドヘッズにとっても、初心者にとっても
同じようにきわめて魅力的だろう
───ジェイ・トラクテンバーグ『オースティン・クロニクル』紙
■関連図書(表示価格は税別) |
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■書評 |
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●2005.1.22号 図書新聞 大野篤史氏>
愛情に満ちた「読む辞典」……「デッドヘッズ」独特の言語世界を浮かび上がらせる
「…デッドヘッズには、クリントン元大統領、ティッパー・ゴア元副大統領夫人、シカゴ・ブルズのフィル・ジャクソン、SF作家のウィリアム・ギブソンなどの著名人をはじめとして、医者、弁護士、地質学者、学生、コンピュータ・プログラマー、宝石商、有機農業生産者、教師、聾唖ヘッズ(DEAF HEADS)、非白人のヘッズ(DEAD HEADS OFCOLOR)、同性愛デッドヘッズ(QUEER DEAD HEADS)などが何の区別もなく共存しており、彼らによる各種新聞や「デッド・ベース」なる情報冊子、衣服、食物などが流通し、ライヴの前後には太鼓の輪(DRUM CIRCLES)と呼ばれる集会が行われる。本書は彼らデッドヘッズ独特の言語世界を、外側からではなく、内側から生々しく浮かび上がらせる、愛情に満ちた<読む辞典>である。
●2004.12月号 レコードコレクターズ
これからの時代にも有効な生き方
「グレイトフル・デッドとデッドッズという部族社会とともに、西海岸で60年代に開花したのがカウンターカルチャーだった。ヒッピー、ニュー・エイジ、ネット・エイジと時間の経過によって、世代を表わす言葉が変わっても、その源流には「楽しむこと」というデッドの精神がコアにある。メインストリームが見えにくい今にあって、それに対抗する文化はそれ以上に見えなくなっているのかもしれない。しかし米国には脈々と、もうひとつの生きる道が伝わっていることが見えてくる。…これからの時代にも有効な生き方を明かしてくれている。」
● 森永博志氏「東京ヒップスター・トレイン」(2004.10月)
すべての宗教を超えて
デッドのすごいところは、どんな宗教家よりも全世界の若者たちに精神的な影響を与えたことだった。
この本は、ロック・ジェネレーションための“聖書”である。
●2004.12月号Studio Voice
残念ながら実地に用いる機会はないが…
ここに網羅された言葉の数々を用いる機会がなくても、これを読むだけで今や牧歌的にも感じられるその宇宙を感じ取ることができるだろう。絶対化から逃れながら、ただ音を聴くことのできる場所と世代に生きる者としては。
●2004.12月号 Strange Days
デッドとその周辺用語を網羅したデッドヘッズのための1冊
クリントン元アメリカ大統領をはじめとして、SF作家ウィリアム・ギブソンや神話学者のジョゼフ・キャンベルといった各界を彩る著名人を含む“デッドヘッズ”と呼ばれるファンを持つ。そして驚くことにデッドヘッズは今も増え続けている。
約40年近くにもなるデッドヘッズの活動を読み解くには、キーとなる言葉が数多くある。新しい世代のファンだけではなく、同時代を生きたファンにとってもすべてを理解するのは難しい。そんなデッドヘッズのための1冊の本が刊行された。
●2004.11月号 CD Journal
カウンター・カルチャー事典として使える内容
デッドヘッズなんてトリップかましてゆらゆらしているだけの怠惰な連中だろう、という偏見が世の中にはあるが、それは根本的な誤解。デッドにまつわるさまざまは、現代文化思潮のなかで最も熱心な表現欲や探究欲に裏打ちされたムーヴメントなのだ。と、本書を読めば実感できるだろう。…そのままカウンター・カルチャー事典や米国音楽業界用語事典として使える内容だ。
●2004.10.25号 POPEYE
デッド・ヘッズのためのデッドヘッズ辞典!!
とくにフジロックをはじめとした、フェスシーンからジャムバンドに開眼した若いオーディエンスたちには、伝説といわれながら今ひとつ実態がわからなかった<ザ・グレイトフル・デッド>とデッドヘッズが織りなすオルタナティブ・ライフ(学校や親たちに教えられた今までの常識、基準、価値観とはまったく違った生き方)についてのドキュメントであり、解説書であり、危険な入門書となるでしょう。
●2004.9月号 Free&Easy
デッドの世界を読み解け
アメリカと日本の知名度のあまりの落差のせいか、これまでデッドに関連する書籍というと93年にガルシア絵画展が催された時のミニ画集『SMILE』(PARCO出版)とデッドのドラマー、ミッキー・ハートが書いた『ドラム・マジック』ぐらいだったが、ついに出た。『スケルトン・キー:グレイトフル・デッド辞典』が。辞典といってもひとつひとつの項目を読んでいくとデッド・ワールドの全体像が浮かび上がってくる。とてもミラクルな本だ。ジャムバンド・ブームを通じて新たにデッドの魅力を発見しだした人々が増えている今、絶好の一冊かもしれない。