「杉浦康平デザインの言葉」シリーズ概要
ここにおさめられた文章は、
「デザインする」という行為の背景に潜むものを
言語化したいという私の願望である。
(『多主語的なアジア』「はじめに」より)
「杉浦康平デザインの言葉」は、1960年代前半から今日までの、執筆、インタビュー、講演、対談などの、杉浦康平の言葉を精選・集成した新シリーズです。第1回配本『多主語的なアジア』は、森羅万象に耳をかたむけるアジアの世界観をテーマにセレクト。第2回配本以降、文字、アジアの美、ブックデザイン……テーマに沿って、杉浦グラフィズムの源流をたどります。
第1期・シリーズ構成(予定)
森羅万象の声に耳をかたむけるアジアの多主語的世界観をテーマに、杉浦日向子、日高敏隆との対談、講演、インタビューなどを収録。
チベットの少年僧、バリ舞踊の生と幻、インドの風の服「クルタ」…。デザイン最前線から、アジアに深い眼差しを向けてきた杉浦康平による珠玉のエッセイ集。
真骨頂たる「文字」をテーマにエッセイ・論考を収録。松岡正剛との対話では、白川静の漢字学から文字のクレオール化まで、文字の可能性が縦横無尽に語られる。
ブックデザインをテーマに、代表作『全宇宙誌』『伝真言院両界曼荼羅』などの制作背景、写真集のデザインなどを語る。松岡正剛、鈴木一誌・戸田ツトム等の対話も収録。
「杉浦康平デザインの言葉」第1弾『多主語的なアジア』
「杉浦康平デザインの言葉」第2弾『アジアの音・光・夢幻』
「杉浦康平デザインの言葉」第3弾『文字の霊力』
「杉浦康平デザインの言葉」第4弾『本が湧きだす』