しめかざり探訪記[概要]
日本各地の「しめかざり」を
てくてく訪ね歩く旅のエッセイ
土地によって異なる「しめかざり」の
豊かな伝承に惹かれて歩くこと二十年。
そこには、作る人、飾る人の大切な思いがありました。
「体力も藁も無いし、作るのは今年で最後かな」
そんな言葉を聞くことが多くなった令和の時代に、
あらためて、わたしたちの「正月」をみつめます。
岐阜県高山市[しめかざりタイムスリップ ㏌ 飛騨]より
■目次より |
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本書に登場する土地
探訪前夜
しめかざりとの出会い/しめかざり探訪とは/しめかざりと年神 /本書に登場する用語解説
第一章 しめかざり探訪記
愛媛県松山市|プレ探訪 記憶の中のしめかざり鹿児島県鹿児島市|二〇〇三年十二月二十九日 「ナンゲンノガホシイノ?」
山口県山口市|二〇〇二年十二月三十日 一筋ナワではいかない? 小郡の丸いしめかざり
岐阜県高山市|二〇〇六年十二月二十八日 しめかざりタイムスリップ in 飛騨
滋賀県大津市|二〇〇六年十二月三十日 「ミさん」に守られた、大津のしめかざり
島根県飯石郡飯南町|二〇一八年七月十五日 出雲大社の大しめ縄製作「大撚り合わせ」行事
広島県庄原市東城町|二〇二三年十二月二十五日 商家のしめかざりを追いかけて
広島県庄原市東城町|二〇〇八年から二〇二三年 だれもが訪れる場所
第二章 農家の米と藁
宮城県伊具郡丸森町|二〇一七年から二〇二四年 荒川家の「門飾り」と農家の生活福島県会津若松市|二〇一八年から二〇二四年 会津若松のふたつの「けんだい」
第三章 未来の民具
「渦巻く智恵 未来の民具 しめかざり」展◎年男
宮城県栗原市|二階堂旭さん 三世代家族の年男
岡山県苫田郡|三村宜敬さん 遠距離の年男
東京都町田市|江川英明さん 「初代」年男
◎輪飾り
輪飾りとは/「輪飾り」を詠む/愛と情熱の小学校講座/付箋で一年を振り返る
探訪後記
これまでの主な探訪先/著者紹介/動画情報
■関連情報 |
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●購入特典
購入特典として、森須磨子さん撮影・デザインの年賀状を2種類用意しました。本書に収録されていない、しめかざり写真です。書店で『しめかざり探訪記』を1冊購入すると、年賀状が1枚つきます。特典を入手できる書店をお知らせします。数に限りがありますのでお早めに。
左から 年賀状A〈香川県・伊吹島〉|年賀状B 〈鳥取県鳥取市〉
●特典が入手できる書店リスト
(数量限定のため、終了した可能性もあります)
東京
関東
中部
関西
中国・四国
東北
北海道
■書評: |
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●2024.12.15 読売新聞「記者が選ぶ」
日本のお正月に欠かせない「しめかざり 」。その形や飾り方は地域ごとに驚くほど異なることが、豊富な写真からも伝わってくる。輪が二つ並んだ「メガネ型」、蛇のように縄が渦巻く藁細工……。
●2024.12.8 日本農業新聞
…宮城や福島、岐阜、岡山、愛媛、鹿児島各県を訪ね歩き感じ るのは、地域ごとに独特な伝承があり、その多様性は計り知れないということだ。種類や飾る場所、飾り方、飾る日など、その風習は地域や家により異なる。だからこそ、途絶えさせてはならない。