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超人の午餐[詳細]


旧約聖書は超人物語だよ。でも、ありゃ〝我が闘争″じゃないんだぞ。

自然がこしらえた〈平等〉なんてありゃしない!

われわれはほとんど病気のデモクラシーにかかっているのさ。

ブリュムロック氏の発言(本書より)



■目次より

日本語版読者へのメッセージ

はしがき

第1部 午餐

第2部 食後の一服

超人の気配 訳者あとがき




■著者紹介:ルイ・ポーウェル Louis Pauwels

1920年8月2日、パリに生まれる。仕立職人の義父との生活を通して、意識の特異点としての「魂」の可能性を確信。自らの全活動を支える信条とする。処女作『無名職人』は、この血のつながらぬ「真実の父」の精神風景に投影された彼自身の脱我体験の記録。以後、20世紀最大の神秘家グルジェフの門下生となり、『グルジェフ氏』を著す。
物理化学者にして戦後フランスで最もポピュラーな伝説的オカルティスト、ジャック・ベルジェとの共著『魔術師たちの朝』(1960、部分邦訳『神秘学大全』)は、発売と同時に発禁処分の声から熱狂まで読書界に一大センセーションを巻き起こした。本書は60年代のオカルト・ブームの知的後継として『プリンストンのグノーシス』のみを評価する著者の幻想的現実を伝える21世紀版『ラモーの甥』。
ほかに『怪異なる愛』、『地表の城』、『許されざる告白』(小説)、『永久人間』(ジャック・ベルジェとの共著)、『西洋歴史奇譚』(共編著、白水社)、『わが信条』などの著書がある。




■関連図書

北極の神秘主義  極地の神話・科学・象徴性・ナチズム ジョスリン・ゴドウィン 3800円
星界の音楽  音楽の霊的次元 ジョスリン・ゴドウィン 3200円
音楽のエゾテリスム  秘教的音楽の系譜 ジョスリン・ゴドウィン 3800円
ジュール・ヴェルヌの暗号  レンヌ=ル=シャトーの謎と秘密結社  ミシェル・ラミ 3600円
奇天烈紳士録  あっぱれな人生と奇妙な信念 ジョン・ミッチェル 2500円
迷宮  都市・巡礼・祝祭…迷宮的なるものの解読 ヤン・ピーパー 4200円
英国心霊主義の抬頭  19世紀末の社会精神史  ジャネット・オッペンハイム 6500円
バロックの神秘  タイナッハの教示画の世界像  エルンスト・ハルニッシュフェガー 8000円
ルネサンスのエロスと魔術   想像界の光芒  ヨアン・P・クリアーノ 4800円
狼憑きと魔女  17世紀フランスの悪魔学論争 ジャン・ド・ニノー 3200円
薔薇十字の覚醒  隠されたヨーロッパ精神史 フランセス・イエイツ 3800円
蜃気楼の楽園  聖なる山と神々の謎を解く ヘルムート・トリブッチ 3800円
地下他界  アジアの地下世界と聖なる山 萩原秀三郎 2400円





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