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W・H氏の肖像[詳細]

シェークスピアの『ソネット集』が捧げられたW・H氏をめぐるワイルドの推理は、
一部からは「芸術家の気まぐれな空想」と批判されもしたが、
ワイルド独自の説の自由な解釈には見るべき所が多い。
『シェイクスピア大辞典』には、ワイルドのこの作品が言及されているし、
最近出版される「ソネット研究」に参考文献として必ずといっていいほど掲げられている。
さらに、ワイルドにとってのW・H氏ともいうべきアルフレッド・ダグラスも、
この説を生涯追い続け、遂にウイリアム・ヒューズというカンタベリー出身の
十六歳から十八歳の間の年齢であった少年俳優が実在することを突き止め
『シェイクスピアのソネットの真相史』にまとめている。


本書・井村君江「解説」より



■目次より
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ポートレート・ギャラリー [W・H氏の肖像]

Ⅰ 偽りの肖像

Ⅱ ソネットは語る

Ⅲ 少年俳優

Ⅳ 友愛の哲学

Ⅴ 芸術の意味




■著者紹介:オスカー・ワイルド Oscar Wilde 1854-1900
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眼科医の父ウイリアムと、詩人で民話の蒐集家としても知られる母スペランザとの間の二男として、アイルランドの首都ダブリンに生まれる。17歳でトリニティ・カレッジに入学、修了後、奨学金をえてオックスフォードのモーダレン・カレッジに進む。20代から戯曲、詩、小説、童話、批評灯、多方面にわたる創作活動をおこない、また審美的服装の唯美主義者としてもヨーロッパの文壇に知れわたる。
 青年アルフレッド・ダグラス卿との男色スキャンダルで二年間の獄中生活をおくり、出獄後は文壇からも家族や友人からも離れ、パリにて客死。
 代表作は『真面目が肝心』『サロメ』『ドリアン・グレイの肖像』『アーサー・サヴィル卿の犯罪』『幸福の王子』『獄中記』など。




■関連図書
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・奇天烈紳士録 シェークスピアの謎に挑んだ男も登場 J・ミッチェル 2500円
・夜の国  心の森羅万象をめぐって L・アイズリー 2500円
・星投げびと   コスタベルの浜辺から L・アイズリー 2600円
・周期律  元素追想  P・レーヴィ 2500円
・五つの感覚  イタロ・カルヴィーノ追想 F・ゴンザレス = クルッシ 2000円
・夜の魂  天文学逍遙 C・レイモ 2000円
・星界小品集  ゼンマイ仕掛けのスペースオペラ P・シェーアバルト 1600円
・花の知恵  小さな命の神秘世界 M・メーテルリンク 1600円
・蜜蜂の生活  巣の精神に生きる M・メーテルリンク 2200円
・白蟻の生活  人間への予言的社会 M・メーテルリンク 1800円
・蟻の生活  聖なる生命宇宙 M・メーテルリンク 1900円
・コルテスの海 ノーベル文学賞作家の航海日誌 J・スタインベック 2500円
・7/10(セブンテンス)  海の自然誌 J・ハミルトン=パターソン 2900円





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