インタラクティブ・アートまで
『メディア・アート創世記』のビジュアル
10月20日発売予定の、坂根厳夫氏書き下ろし新刊『メディア・アート創世記』から、収録ビジュアルを紹介します。エッシャー以前の「不可能な図形」から、岩井俊雄+坂本龍一のインタラクティブ・アートまで、科学と芸術の境界領域を訪ね歩いた坂根厳夫氏ならではの、貴重な写真が数多く収録されています。
オスカー・ロイテルスバルド「不可能な図形シリーズ」
エッシャーやペンローズより前に非合理な的な構造を考案した、
スウェーデンの画家オスカー・ロイテルスバルド。
M.C.エッシャー 著者撮影
1971年、オランダにM.C.エッシャーを訪ねた。
これを契機に『エッシャーの宇宙』などエッシャーの本を何冊も翻訳することに。
ネッド・カーン「トーネード」
床面から立ち上がる蒸気が天に向けて竜巻状にとぐろを巻いて伸びていく、
観客参加型の作品。
松村泰三「surface」とその構造
2003年、第6回「ロレアル色と科学の芸術賞展」で金賞を得た「surface(外面)」。
下の写真はその構造。色感の成立原理そのものを巧妙に扱い、ライトアートを象徴する作品。
岩井俊雄+坂本龍一「MPI+IPM」
ピアノを弾く坂本の音楽に合わせて、スクリーン上にさまざまな光の像が現れ、
またスクリーン上の光がピアノの上に落ちてくると、それが音楽を奏でる。