『賢治と鉱物』ブックデザイン展+イベント
9/7(水)〜19(月・祝)、東京都現代美術館近くのアートギャラリー&カフェ「Art Labo 深川いっぷく」にて、「工作舎『賢治と鉱物』ブックデザイン展」が開催されます。
『賢治と鉱物』は、現在の表紙デザインに決定するまでに20案のデザインダミーを作成していました。本来は読者の目に触れない20案の表紙ダミーをパネル展示するとともに、9/15(木)にはその20案を産み出した宮城安総によるトークも予定します。10余年前からはアートディレクターとして工作舎デザインを一手に引き受け、『ルネサンスのエロスと魔術』『色彩論』『書物の灰燼に抗して』などの造本を手がけてきた宮城。そのデザイン秘話を聞くめったにないイベントです。この機会をお見逃しなく。
なおトークイベントは、パティシエール・宝理彩子さんによる創作スイーツ「月長石のおもひで」★1&ドリンクが付いて1500円、20名の限定イベントになります。
このトークに先立つ9/10(土)には、朗読イベントも開催されます。プロの声優・佐々木健さんが宮澤賢治の作品を朗読し、ヴァイオリン奏者・小泉百合香さんがラヴェル「亡き王女のためのパバーヌ」やフォーレなどを奏でます。この「ヴィオロンと朗読・琥珀ナイト」は、鉱物をイメージしたスイーツ「パート・ド・フリュイ」★2&ドリンク付で2500円、20名様限定。どちらも少人数のサロン的なイベントになりますので、お早めに「深川いっぷく」までご予約ください。詳細および申し込み方法はこちら。
さらに展示期間中、アーティストのささきもと子さん手製のオリジナルブックカバーを限定発売します。
『賢治と鉱物』をモチーフにした、ささきもと子さんオリジナルブックカバー3種
さらにさらに、石英書房さんの鉱物、凹凸舎さんの活版鉱物ポストカード、『賢治と鉱物』著者の青木正博さん撮影の鉱物ポストカードとフォトブック「賢治が学んだ鉱物標本」の販売も。
もちろん『賢治と鉱物』は特典追加で販売中。加えて「深川いっぷく」の書籍販売担当リコシェさんが選んだ「賢治と東北・賢治と鉱物・賢治の本」ベスト6フェアで盛り上げます。
また、「深川いっぷく」の一角に常設されている「リコシェの本棚」では、フェア「工作舎40周年ベスト40 本は暗い玩具(オブジェ)である」を開催していただきます。今年4月に、おかげさまで40周年を迎えることができました。来年3月までに展開予定の40周年フェアを、他に先駆けて初お披露目! 詳細は近々お知らせしますが、4+1のテーマを「匣(ハコ)」に見立て、「思考をリセットする匣」「生命を考える匣」「書物と遊ぶ匣」「想像力を編む匣」の40点に加え、「番外編 エディター偏愛の匣」10点が並びます。工作舎が気になる方はぜひ足をお運びください。
●工作舎『賢治と鉱物』ブックデザイン展 詳細
Art Labo 深川いっぷく http://www.fukagawa-ippuku.jp/2011年9月7日(水)〜9月19日(月) *12日(月)13日(火)定休
12:00〜20:00(土日祝〜19:00)
住所:東京都江東区白河3-2-15
TEL & FAX:03-3641-3477
アクセス:地下鉄都営大江戸線「清澄白河」A3出口より徒歩9分、 東京メトロ「清澄白河」B2出口より徒歩5分 map
[event1]石っこ賢さんと読みっこ健さん ヴィオロンと朗読 琥珀ナイト
日時:9月10日(土)19:00〜21:00参加費:2500円 飲み物+創作スイーツ「パート・ド・フリュイ」付
*「パート・ド・フリュイ」:フルーツの香りをギューとつめたハードゼリー菓子。数種類を用意しますので、好きな鉱物(ゼリー)を選んで、舌で転がすというイメージで召し上がってください。 イベント以外でも、会期中は「深川いっぷく」にて販売します。(スイーツメニュー創作・宝理彩子) |
出演者紹介
朗読・佐々木健(ささき・たけし)
自称七色の声を持つ声優、ナレーター。 一人で出演者全員の声を使い分けるシャーロック・ホームズ・シリーズの朗読作品は、2008年度のオーディオブックアワード特別賞を受賞。 最近は、役者として舞台に出演したり、USTREAM番組「ピーマンTV」のメカニックを担当するなど多才ぶりを発揮している。 作品に『耳で聴く本 オーディオブックCD 宮沢賢治 銀河鉄道の夜』がある。
ヴァイオリン・小泉百合香
武蔵野音楽大学卒業。第9回日本クラシック音楽コンクール全国大会審査員特別賞受賞。 現在、(財)ニューフィルハーモニーオーケストラ千葉 ヴァイオリン奏者をつとめる傍ら、ソロ、室内楽などでも意欲的に活動中。
[event2]『賢治と鉱物』デザイナー・トーク
日時:9月15日(木)19:00〜21:00参加費:1500円 飲み物+創作スイーツ「月長石のおもひで」付
*「月長石のおもひで」: ライチムースをベースにムーンストーンの色や光沢を表現し、中に忍ばせる爽やかな酸味のグレープフルーツジュレが淡い思い出の一片を思い起こさせます。 月長石(ムーンストーン)は、乳白色、淡青色の干渉色が現れる長石の総称。賢治の作品にしばしば登場します。イベントのみのスペシャル・スイーツです。(スイーツメニュー創作・宝理彩子) |
出演者紹介
話・宮城安総(みやぎ・あずさ)
工作舎アートディレクター。『賢治と鉱物』を含む多数の工作舎デザインを手がける。
イベント申し込先:深川いっぷく
tel:03-3641-3477 fukagawaippuku@gmail.com
メールにて申し込みの方は「ご希望イベント名」「氏名」「連絡先」「人数」を明記してください。
本企画に関しての最新情報・裏話は、 「リコシェ」ブログへ
青木正博さん撮影のポストカードとフォトブック「賢治が学んだ鉱物標本」。
深川いっぷくの他、ジュンク堂書店新宿店、池袋店で特別販売。
9/1〜ジュンク堂書店池袋本店
7F理工書 鉱物写真展&フェア「東北のこころ、賢治と鉱物と」
9月1日(木)からはジュンク堂書店池袋本店 7F理工書にて、『賢治と鉱物』著者・青木さん撮影の鉱物写真展がはじまります。本書未収録の岩手大学所蔵「賢治が学んだ鉱物標本」と「石の昆虫」からなる25点。青木正博さん撮影のポストカードとフォトブック「賢治が学んだ鉱物標本」も特別販売します。11日(日)からはブックフェア「東北のこころ、賢治と鉱物と」および、青木さん所蔵の貴重な鉱物標本の展示も。こちらもお楽しみに。 「ジュンク堂書店池袋本店」サイトへ
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