青山ブックセンター六本木店
『しめかざり』刊行記念フェア
11月に発売以来、大好評の『しめかざり――新年の願いを結ぶかたち』。2017年12月4日より、青山ブックセンター六本木店にて『しめかざり』刊行記念「めでたづくしブックフェア」がはじまりました。担当編集者の田辺澄江が選んだ70冊弱の関連図書が並びます。
関連図書は、「昔ながらのわらアート」「お正月の迎えかた」など6つのテーマに分かれ、コメントが添えられています。その一部をご紹介します。
[お正月の迎えかた]『植物記』牧野富太郎:本書収録の随筆「松竹梅」では、譲葉と松竹梅を合わせると「ここに初めて植物界全体の代表者が揃う」とある。植物界から眺める「しめかざり」もまた、このうえなくめでたい。
[暮らしを彩る道具たち]
『文字の美・文字の力』杉浦康平=編:「寿」文字を描きながら伸びる木、「福」を象る酒器。山口県豊浦町で作られた「壽」を象るしめかざりには、鶴と亀の姿が取りこまれている。幾重にも美しく、力強く、めでたい。
[ふしぎニッポン歩き]
『神秘日本』岡本太郎、中沢新一=解説:「芸術は爆発だ」と言ったあの画家による日本最深部への旅。恐山、出羽三山、熊野などでの体験を記す文章のリズムが心地よい。写真も著者による。
品切本も含めたブックリストとコメントを収録した小冊子も無料配布中(最上段『しめかざり』の隣)。
棚横には、著者・森須磨子さんのプロフィールと、本書から選りすぐったしめかざり4点、「徳島県の宝船」「大分県の鶴」、「山形県の俵」「宮崎県の鶏」のパネルも展示されています。ぜひお立ち寄りください。