11/9『従軍中のウィトゲンシュタイン(略)』
刊行記念イベント
谷 賢一さんと北村紗衣さん
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9月の新刊、『従軍中のウィトゲンシュタイン(略)』が好調です。2019年11月9日(土)、田原町・Readin’Writin’ BOOKSTOREにて、著者の谷賢一さんと、『お砂糖とスパイスと爆発的な何か 不真面目な批評家によるフェミニスト批評入門』(書肆侃侃房)が好評の北村紗衣さんによる刊行記念トークイベント「『従軍中のウィトゲンシュタイン』語りえぬことを語る夜」を開催します。
シェイクスピアや舞台芸術史の研究者として多くの演劇を観てきた北村紗衣さんは、舞台『従軍中のウィトゲンシュタイン』をご覧になって、その年のベスト3のひとつに推してくれました。
男だらけの戦場のドラマを、フェミニスト批評家の北村紗衣さんはどう見たのか?
今、この時代にシェイクスピアを上演する意味とは?
演劇人の谷賢一さんと、古典演劇の解釈や上演文化を研究する北村紗衣さんとの対話をぜひお聞きください。
【出演者プロフィール】
谷 賢一(たに・けんいち)
1982年、福島県生まれ。千葉県育ち。劇作家・演出家・翻訳家。明治大学演劇学専攻。在学中にイギリス留学し、ケント大学演劇学科に学ぶ。主宰劇団DULL-COLORED POP(ダルカラードポップ)で文学性や社会性の強いテーマをポップに表現する。2016年、セゾン文化財団ジュニア・フェローに選出。2019年夏、『福島三部作』を一挙上演して1万人を動員。2019年12月に神奈川芸術劇場で『マクベス』を上演予定。
北村紗衣 (きたむら・さえ)
1983年、北海道士別市生まれ。東京大学の表象文化論コースにて学士号と修士号を取得後、2013年にキングズ・カレッジ・ロンドンにて博士号を取得。武蔵大学准教授。専門はシェイクスピア、舞台芸術史、フェミニスト批評。著書に『シェイクスピア劇を楽しんだ女性たち―近世の観劇と読書』(白水社、2018)、『お砂糖とスパイスと爆発的な何か』(書肆侃侃房、2019)、訳書にキャトリン・モラン『女になる方法―ロックンロールな13歳のフェミニスト成長記』(青土社、2018)など。
[イベント詳細]
『従軍中のウィトゲンシュタイン』語りえぬことを語る夜
日 時:2019.11.9(土) 開場18:30/開演19:00
場 所:Readin’Writin’ BOOKSTORE(東京メトロ銀座線 田原町駅徒歩2分)
東京都台東区寿2-4-7
参加費:1,500円
イベントお申し込みは、お名前、連絡先を明記のうえ、readinwritin@gmail.comへ。
お席に限りがありますので、お早めにご予約ください。
Readin’Writin’ BOOKSTORE(リーディン ライティン ブックストア)は、田原町に2年前にオープンした独立系書店。小さいながらも、店主の落合博さんがセレクトした本が揃った素敵なお店です。イベントにあわせて、11月より1ヶ月工作舎フェアを開催予定。
■9/25 毎日新聞夕刊「文芸時評」で批評家・大澤聡さん
異色の青春小説の3冊のひとつとして
「…有名な命題「語りえぬものについては沈黙しなければならない」に辿りつくまでの若い哲学者の精神的な格闘を戯曲にしたもの。…虚構が史実以上にリアルを摑むことは当然ありうる。作者自身の進行形の苦悩が仮託された」