四方田犬彦著『女王の肖像』の切手
巻頭より
刊行が待ち望まれる10月の新刊、四方田犬彦著『女王の肖像——切手蒐集の秘かな愉しみ』。切手をめぐるエッセイのため、切手図版もたくさん。本文にはモノクロ130点、加えて全10ページのカラー図版が巻頭ばかりか随所にはさみこまれます。その一部をご紹介します。
「凹刷はどこへ行く」より、上の列からポーランド(1988頃)、スペイン(1966)、
チェコスロヴァキア(1974)、チェスラフ・スラニアの1000枚目の切手(スウェーデン、2000)
「女王の肖像」より、上の列からヴェトナム国が発行したバオダイ王の切手、
ナムフォン妃の切手、バオロン皇太子の切手
「加刷の政治学」より、上の列から
解放直後の朝鮮で、日本切手に「朝鮮郵票」と加刷された切手、
台湾地方切手に加刷した中華民国切手
旺盛な執筆で知られる四方田さんは、『女王の肖像』とほぼ同時期に河出書房新社さんから『聖者のレッスン──東京大学映画講義』を刊行されます。 先にご案内した2019年10月28日の本屋B&Bでのトークイベントも、『聖者のレッスン──東京大学映画講義』との合同刊行記念イベントになりました。会場ではできたての新刊2冊にサインをしていただけます。ふるってご参加ください。
[イベント詳細]
四方田犬彦×木村紅美
「先生、まだ切手を集めているのですか?」
日時 2019.10.28(月)20:00〜22:00 (19:30開場)
場所 本屋B&B
東京都世田谷区北沢2-5-2 ビッグベンB1F
入場料
前売1500円+ドリンク500円(共に税別)=2200円
当日2000円+ドリンク500円(共に税別)=2750円