工作舎ロゴ [今週の1枚]


祝:谷賢一さん、岸田國士戯曲賞も受賞

谷 賢一さん
谷 賢一さん

劇作家の谷賢一さんが、『福島三部作(「1961年:夜に昇る太陽」「1986年:メビウスの輪」「2011年:語られたがる言葉たち)』で第64回 岸田國士戯曲賞を受賞されました。1月発表の第23回鶴屋南北賞につづく快挙です。ダブル受賞、おめでとうございます!

原発誘致から東日本大震災まで50年間にわたる政治・経済・家族のドラマを描いた『福島三部作』は而立書房さんから書籍化され、絶賛発売中。谷さんの書籍はこの『福島三部作』と工作舎の『従軍中のウィトゲンシュタイン(略)』だけ。2冊あわせて、よろしくお願いします。

谷さんは、目下、翻訳・演出を手がけている『エブリ・ブリリアント・シング』(佐藤隆太さん出演)で全国を巡回公演中。東京、新潟、松本は終了しましたが、本日から名古屋、大阪、高知へ。舞台終了後はロビーでサインに応じてくださいます。 『エブリ・ブリリアント・シング』公演情報はこちら。


谷 賢一(たに・けんいち)
劇作家・演出家・翻訳家。1982年福島県生まれ、千葉県育ち。明治大学演劇学専攻。在学中にイギリス留学し、ケント大学演劇学科に学ぶ。その後、主宰劇団DULL-COLORED POP(ダルカラードポップ)を旗揚げ。文学性や社会性の強いテーマをポップに表現する。劇団代表作に『くろねこちゃんとベージュねこちゃん』。
2013年、海外戯曲『最後の精神分析──フロイトVSルイス──』の翻訳・演出で第6回小田島雄志翻訳戯曲賞、文化庁芸術祭優秀賞を受賞。海外演出家の作品に上演台本や演出補などで多数参加。2016年、セゾン文化財団ジュニア・フェローに選出される。
2019年夏、『福島三部作』を一挙上演して1万人を動員。2019年12月の『マクベス』に続き、KAAT神奈川芸術劇場にて2020年10月に『サピエンス全史』に想をえた『人類史(仮)』を予定。






ALL RIGHTS RESERVED. © 工作舎 kousakusha