4/25付 朝日新聞『アルス・ロンガ』
横尾忠則氏評
2020年4月25日付 朝日新聞読書面にて、ペーター・シュプリンガー+前川久美子の共著『アルス・ロンガ』を、美術家の横尾忠則氏に書評していただきました。
作品の中で永遠に生きる方法
…古代ローマの哲学者セネカの『人生の短さについて』を読んだ人は、本書の言わんとすることがそのままセネカの書の題名であることに気づくはずだ。古代ギリシアにさかのぼる格言「アルス・ロンガ」は今では「芸術家の人生は短いが、作品は長く残る」という解釈に用いられている。
(中略)
…デュシャンは「自分がだれかを知り、自分がなにをやっているかがわかっている画家はいない」と言う。だからフィクション化して転生したいのだろうか。
どうもありがとうございました!