福井栄一
『蟲虫双紙
──ちいさなイノチのファンタジア
』
4月の新刊は、 『蟲虫双紙──ちいさなイノチのファンタジア』 です。【むしむしそうし】と読みます。
昆虫ばかりがムシじゃない。
クモやムカデ、ミミズやカエルもムシはムシ。
偉そうに気取っては見せてもニンゲン様だって、所詮はムシの端くれ。
そんな曲者ぞろいが、天地を舞台に大活躍。
ムズムズ、モゾモゾ、ワクワクする、物語の標本箱。
古典を現代語訳した福井栄一さんの人気シリーズ、『十二支妖異譚』 『解體珍書』 に続く、第3弾。今回は好きも嫌いも魅了する、虫にまつわる奇譚を古典文学から集めました。
B6判/丸フランス装、218頁。本体1700円+税。4月末発売予定。表紙絵は、大正時代の虫売りの木版絵葉書。看板の絵文字は、松虫、鈴虫、轡虫。お楽しみに!