8月の新刊
『桂離宮のブルーノ・タウト』
発売!
8月の新刊、長谷川章著 『桂離宮のブルーノ・タウト——ドイツ・ロマン主義と禅の精神世界』 が、8月24日発売になりました。桂離宮との劇的な出会いを果たした建築家ブルーノ・タウトが、日本の筆で一気に描き上げたという『画帖桂離宮』を読み解く書。写真でご紹介します。
カバーは和紙の風合いをもった紙に、タウトが描いた図と文字を薄くあしらっています。書名左上には亀の絵、背にも鯉が跳びはねる絵が、緑色の箔でアクセントに。亀も鯉も第七葉の御庭に描かれているもの。
一方、帯に目を転じると、渋い抹茶色の紙が光を得てかすかに煌めきます。全体に落ち着いた和のテイストの外観です。
中頁は、26葉の『画帖桂離宮』を一枚一枚ドイツ語から訳します。写真や図版も満載。 巻末20頁で『画帖桂離宮』をカラー収録した、充実の内容です。ぜひお手にとってご覧ください。
左頁が『画帖桂離宮』ドイツ語原文、右頁は新たな日本語訳
図版・写真満載。右頁は、第三葉に描かれた亀甲岬の「住吉の松」を年代比較
巻末『画帖桂離宮』全体構成より