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『漁師はなぜ、海を向いて住むのか?』
売れています!

漁師はなぜ、海を向いて住むのか?

地井昭夫著『漁師はなぜ、海を向いて住むのか?』が注文急増! 2024年1月26日にX(旧twitter)で国立ハンセン病資料館学芸員の木村哲也(@KimutetsuHD)さんが

「読み始めたら止まらない面白さ!
宮本常一が、日本海側の漁業集落に農家とは異なる漁家の間取りを見て、船の構造を類推し、かつて海民が陸上がりした痕跡だとする有名な仮説がある。それを実地に検証してみせる冒頭から引き込まれた。」

とポストくださり、789リツイート、4,679いいね、の大反響!

木村さんは、京都在住の在野の建築史家、本間智希(@tmkhnm1986)さんの投稿に教えられたと呟いていらっしゃいます。
本間さんは能登半島地震に被災された人々へ思いを馳せ、敬愛する地井昭夫さんの本『漁師はなぜ、海を向いて住むのか?』の序章の抜粋し、震災前に訪ねた能登の風景を添えてポストされています。

「漁師はなぜ、海を向いて住むのか? 地井昭夫
私が、建築・住居の研究に取り組んでからの課題は多いが、中でも〈人はなぜ、集まって住むのか〉というのが、最も長期的かつ重要な課題の一つである… 」

『漁師はなぜ、海を向いて住むのか?』は、漁村を丹念にフィールドワークし、2006年に亡くなった建築家、地井昭夫さんの遺稿集。東日本大震災で打撃を受けた漁村の復興を願って、2012年に刊行し、たちまち重版となった書です。

引用していただいた「序」に続く第1章「来訪神空間としての漁村」は、七ツ島から始まります。七ツ島とは、輪島市と舳倉島(へぐらじま)の中間にある無人島群で、そこに残る海女家族の住居跡から、宮本常一先生の仮説「舟住まいの陸上がりによる漁家住宅の形成」を実証してみせました(1-1 住宅と集落はどこからきたのか?)。

2章「しなやかな家族」には、輪島市・海士町と舳倉島の海女家族を調査する(2-1 輪島市・海士町の海女家族)など、地井さんにとって能登は大切な土地でした。

今また能登半島地震からの復興を願い、『漁師はなぜ、海を向いて住むのか?』が話題になりました。ぜひお読みください。





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