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4月の新刊 『俯瞰する知—原島博講義録シリーズ』

巻1「情報の時代を見わたす」



『俯瞰する知 巻1』

「情報社会を生きる必読の書」落合陽一

「顔学」をはじめ専門を超えて幅広く活躍してきた情報工学者、原島博の集大成。専門知を超えて「俯瞰する知」を提唱する講義録シリーズ第1巻。
情報技術の通史を一望し、コンピュータと近代の歴史、さらには人類の文明の変遷を重ね見る「俯瞰知」により情報社会の問題点に向き合い、未来をデザインする方法を探る。

当初は第1回配本に、巻1「情報の時代を見わたす」、巻2「宇宙138億年から学ぶ」を同時刊行する予定でしたが、諸般の事情で巻1「情報の時代を見わたす」のみの刊行となりました。巻2「宇宙138億年から学ぶ」は6月頃刊行予定。
『俯瞰する知—原島博講義録シリーズ』 全巻構成はこちら




■目次より

 第1講 情報の時代はいかにして到来したのか
 第2講 コンピュータの過去・現在・未来を10年単位で俯瞰する
 第3講 コミュニケーション技術の進化を100年単位で俯瞰する
 第4講 情報文明を1000年単位で歴史に位置づける
 第5講 情報社会は本当に人を幸せにするのか
 第6講 情報技術の発展と人類の未来を展望する
 補 講 そもそも情報とは何なのか——改めて考える



■著者紹介:原島 博(はらしま・ひろし)

東京大学名誉教授。2009年3月、東京大学を定年退職。2011年6月から原島塾を毎月開催。2024年2月に150回を迎える。 ヒューマンコミュニケーション工学、「人間と人間の間のコミュニケーションを技術の立場からサポートする」ことを専門として、この立場から1995年には「日本顔学会」を設立、「顔学」の構築と体系化に尽力した。
理系と文系さらには科学と文化・芸術を融合した新しい学問体系の構築に関心を持ち、文化庁メディア芸術祭審査委員長・アート部門審査員、グッドデザイン賞(Gマーク)審査員をつとめた。

主な編著書に、『情報と符号の理論』(共著、岩波講座情報科学4 1983)、『人の顔を変えたのは何か』(共著、Kawade夢新書 1996)、『顔学への招待』(岩波科学ライブラリー 1998)、『感性情報学』(監修、工作舎 2004)、『顔の百科事典』(編集委員長、丸善出版 2015)、『信号解析教科書』(コロナ社 2018)、『信号処理教科書』(コロナ社 2018)、『ビジュアル顔の大研究』(監修、丸善出版 2020)など。
原島博 個人ホームページ http://harashima-lab.jp/
HC塾ホームページhttps://hcjuku.wixsite.com/hcjuku







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