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6月の新刊 『俯瞰する知—原島博講義録シリーズ』

巻2 宇宙138億年から学ぶ



『俯瞰する知 巻2』

「俯瞰する知」は冒険への招待状です。
—宮下芳明(イグノーベル賞受賞/明治大学教授)

専門知を超えて「俯瞰する知」を提唱する講義録シリーズ第2巻。
さあ、宇宙138億年という
途方もなくこころ踊る俯瞰の旅へ。
宇宙誕生のドラマに没入し、
地球生物の進化を見つめよう。
人類の歩みに同調しつつ、
文明の歴史と近代をたずねると、
どこからか、未来の胎動が聴こえてくる。

A5判変型ソフトカバー、約280頁、定価 本体2800円+税、6月下旬発売予定。
『俯瞰する知—原島博講義録シリーズ』 全巻構成はこちら




■目次より

第1講 まずは宇宙誕生からの138億年の通史

1 138億年を一望できる年表をつくる
2 まずは宇宙が誕生して銀河系ができた歴史
3 地球環境と生物進化の歴史
4 直立歩行からの人類の歩みの歴史
5 農耕を開始してからの文明の歴史
6 宇宙138億年の通史から何を学ぶか
7 まとめ—138億年の年表の再点検

第2講 宇宙は無からどのようにして誕生したのか

1 脳内宇宙と実宇宙
2 我々の先祖は、宇宙をどう見てきたのか
3 20世紀になって宇宙像は大きく変容した
4 ついでに超ミクロの素粒子の世界も覗いてみよう
5 宇宙はどのようにして誕生したのか
6 宇宙はこれからどうなるのか
7 宇宙はじつは数多くある
8 宇宙物理学に残された課題
9 まとめ—夢は広がる、でも……

第3講 地球環境のもとでの生物の進化を追う

1 まずは生物が進化した地球について
2 地球の歴史の時代区分
3 地球と生物進化の歴史[1]—カンブリア爆発以前
4 地球と生物進化の歴史[2]—カンブリア爆発以降
5 地球と生物進化の歴史に何を学ぶか
6 まとめ—ところがいま人は

第4講 直立二足歩行からの人類の歩みを振り返る

1 そもそもヒトとはどういう動物なのか
2 ヒトの進化をどう分類するか
3 700万年から400万年前にいた人たち[初期猿人]
4 400万年から130万年前にいた人たち[猿人]
5 250万年から20万年前にいた人たち[原人]
6 60万年から3万年前にいた人たち[旧人]
7 20万年前からいる人たち[新人]
8  なぜいま世界にホモ・サピエンスしかいないのか
9 人類の歩みから何を学ぶか[その1]
10 人類の歩みから何を学ぶか[その2]

第5講 農耕開始以来の文明の歴史を復習する

1 もしかしたらいまは近代の終わりかもしれない
2 都市の時代としての古代
3 大陸の時代としての中世
4 地球の時代としての近代
5 歴史から何を学ぶか
6 まとめ—歴史は動いている

第6講 近代からその先へ—成長と拡大の時代は終わった

1 現代という時代はいつから始まったのか
2 改めて近代を振り返る
3 近代の成長と拡大はこれからも続くのか
4 近代を超えるためにどうすればよいの
5 まとめ—バブルの時代のその先へ

第7講 人類の未来—滅亡は避けられるのか

1 天変地異による人類の未来
2 いますぐの突然の自滅シナリオもある
3 生物と人類の進化に見る滅亡シナリオ
4 科学技術がもたらす未来
5 宇宙の知的生命体に学ぶ人類の未来
6 まとめ—悲観的になることはない、なってはいけない



■著者紹介:原島 博(はらしま・ひろし)

東京大学名誉教授。2009年3月に東京大学を定年退職。東日本大震災直後の2011年6月から個人講演会として原島塾を毎月開催。本書はその講義録である。
人と人の間のコミュニケーションを支える情報工学を専門として、知的通信や感性情報学、空間共有コミュニケーションをの研究をおこなう。顔学にも関心を持ち、1995年には日本顔学会の設立にも関わった。 夢は理系と文系、さらには科学と文化・芸術を融合した新しい学問体系を構築することで、想いを同じくする研究者とともに学際的な「ダ・ヴィンチ科学」へ向けた活動を進めた。その立場から文化庁メディア芸術祭審査委員長・アート部門審査員、グッドデザイン賞(Gマーク)審査員などもつとめた。
主な編著書に、『情報と符号の理論』(共著、岩波講座情報科学4 1983)、『人の顔を変えたのは何か』(共著、Kawade夢新書 1996)、『顔学への招待』(岩波科学ライブラリー 1998)、『感性情報学』(監修、工作舎 2004)、『顔の百科事典』(編集委員長、丸善出版 2015)、『信号解析教科書』(コロナ社 2018)、『信号処理教科書』(コロナ社 2018)、『ビジュアル顔の大研究』(監修、丸善出版 2020)など。
原島博 個人ホームページ http://harashima-lab.jp/
HC塾ホームページhttps://hcjuku.wixsite.com/hcjuku







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