●ダンサー田中泯の舞態 05
『田中泯 海やまのあひだ』より猫の庭で
1980 4.21-27 東京・世田谷区代田のフランス人が住む家の庭での
7日間にわたる<サイクリング・ドライブ>より。
同じ場所、つまりこの庭で、日の出から日没まで7日間連続で30回踊り続けた。
「身体のサイクル、自然のサイクル、生活のサイクル。
時間がちがうと見に来る人もちがう。
一日中空を見ているので天候の変化もひときわ面白い。
6日目頃には身体がひび割れてきた。
おまけに臭い。
草や木、土、石、感覚のサイクルもまた楽しい」(田中泯)