サイケデリック・ドラッグ［詳細］
Psychedelic Drugs Reconsidered
ト リ ッ プ は 世 界 を 変 え た か ！？
- 第1章 主要なサイケデリック・ドラッグ——その起源と作用
- LSD／ハルマラ・アルカロイド／イボゲイン／シロシン、シロシビン／DMT／メスカリン／メトキシレイテッド・アンフェタミン／MDA／MVDA／DOET／ムスチモール／THC／抗コリン作用性幻覚剤／解離性麻酔剤／全身麻酔剤
- 第2章 産業社会以前におけるサイケデリック・ドラッグ
- 第3章 20世紀におけるサイケデリック・ドラッグ
- 第4章 サイケデリック体験の特性
- 第5章 有害反応とその治療
- 急性の有害反応／自殺、事故、殺人／治療／慢性効果／遺伝子の損傷と先天性障害
- 第6章 治療的な利用
- 心身症的障害と神経症的障害／子どもの精神分裂病と自閉症／犯罪者のリハビリテーション／アルコール依存症／死に向かう人々／サイケデリック治療の合併症状／結論
- 第7章 サイケデリック・ドラッグと人間の精神
- 神経伝達物質／二つの半球／知覚と幻覚／精神病／夢見ることとほかの状態／誕生と死／学習と創造性／神秘的な体験／薬物と宗教的起源／科学
- 第8章 サイケデリック・ドラッグの使用と研究の未来
- 付論 サイケデリック・ドラッグの法的地位
L・グリンスプーン Lester Grinspoon
1928年生まれ。ハーバード大学医学部卒。ボストン大学で精神分析協会（Psychoanalitic Institute）を終了。マサチューセッツ・メンタル・ヘルス・センターの精神科薬物部門の主任。精神科の指導医を経て、ハーバード大学医学部、準教授。精神医学・神経学のアメリカ委員会、および医学審査国立委員会で学位。葛藤操作オルターナティヴ治療法、非治療的薬物使用研究諮問委員会のメンバー。
J・B・バカラー James B. Bakalar
1943年生まれ。ハーバード大学卒。マサチューセッツ・メンタル・ヘルス・センター勤務。1976年よりハーバード大学医学部で精神医学にかかわる法律を講議。法の専門家としてサイケデリック・ドラッグの研究に携わっている。
［ドラッグ・カルチャー関連図書］
マリファナ L・グリンスプーン＋J・バカラー 青土社 2136円
スケルトン・キー——グレイトフル・デッド辞典 D・シェンクほか 工作舎 3200円
ドラム・マジック ミッキー・ハート 工作舎 2500円
ハーディ・ガーディ・マン ドノヴァン 工作舎 3800円
●毎日ライフ 2000.3月号書評
サイケデリック・ドラッグには、末期を迎えている患者や通常の精神療法に行き詰まった状況克服への利用の可能性があり、何よりも大きな社会現象をもたらした同薬についての医学的な諸研究や文学的作品は、記録としても保存する価値があるとの立場で本書を構成している。
●週刊金曜日 2000.5.26号紹介
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