江戸博物文庫 鳥の巻 [詳細]
翼を持った宝石たち
日本には好奇心と美意識、アートとサイエンスが
一体となっていた幸福な時代があった。
工芸品や絵画制作のためのスケッチ、
あるいは博物図譜に描かれた江戸の鳥たちはまた、
異界や異国の象徴でもある。
■内容より |
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左ページはシノリガモ(晨鴨)、右ページはチョウゲンボウ(長元坊)
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ソウシチョウ(相思鳥)、アカマシコ(赤猿子)
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オオバン(大鷭)、イソシギ(磯鷸)
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ブッポウソウ(仏法僧)、サンコウチョウ(三光鳥)
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ヒヨドリ、文鳥
■関連図書(表示価格は税別) |
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■書評 |
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●サンデー毎日 2017/7/30号 小林聡美さん書評
…どのページを開いても、柔らかな美しさに心が和む。写真とはまた違った、細密な写生には日本画ならではの味がある。黒や茶といった渋い鳥、黄色やコバルトブルー、紅色の華やかな鳥。地上から見上げる鳥はどれも黒くしか見えないけれど、こんなに繊細な衣をまとった鳥をいったいどこで見られるのか。…
●pen 2017/5/15号紹介
…鳴き声の美しさから中国や東南アジアから輸入していたガビチョウ、肉の味がよく宮中の宴会に供されたというダイゼン。どれも細部まで緻密に描かれ、美しい色彩も見事に再現されている。
●ブログ「空犬通信」書評
…新書サイズの上製本というのも当方の好みの造りで(こういう小ぶりな上製本が大好きなのです)、内容に合っていてとてもいい感じ。まだ1月ですが、もしかしたら、今年のベスト野鳥本になるかもと思わせるような、とてもすばらしい1冊になっています。
200ページに満たない本で、文章部分、図版の説明は最小限ですから、ざっと見るだけなら、あっという間に目を通せてしまう小さな本です。でも、こういう本は、冬の深夜に、時間をかけて、ゆっくり眺めて愛でたくなりますよね。…
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