遺伝子組み換え食品は安全か?[詳細]
Plantes et Aliments Transgéniques
食べる前に考えたいこと
クロ−ン羊や牛の遺伝子組み換えは話題になっていますが、まだまだ実験室の中のこと。
しかし、農作物・食品では私たちの生活にすでに入りこんでいます!
特にアメリカの場合、98年には前年の2倍の遺伝子組み換え作物が作られています。
トウモロコシは作付け面積の25%、大豆は30%、綿は40%。
それが輸入されているとしたら・・・しかも加工食品に使用されても表示義務がない・・・
身近に忍び寄る社会問題を緊急出版!
日本の現状についての詳細な訳注も必読。
■目次より |
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1章 テクノロジ−革命
2章 遺伝子組み換えとは何か?
3章 遺伝子組み換え作物の歴史
検討資料1 倫理と道徳の問題
4章 科学倫理と社会の倫理
5章 遺伝子組み換えは自然の掟に反するのものか?
検討資料2 科学の問題
6章 遺伝子工学とはどんなものか?
7章 生態系に起こりうる混乱
8章 健康へのリスク
9章 組み込まれた遺伝子はその後どうなるか
10章 遺伝子工学の限界
検討資料3 社会・経済の問題
11章 遺伝子組み換え技術の植物への応用
12章 世論の反応
13章 表示の問題をめぐって
14章 巨大な利益を見込んで動く大企業
15章 明日の農業は?
16章 モラトリアムを求めて
■遺伝子組み換え作物例と予期しない害 |
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・殺虫毒素をもつバクテリアの遺伝子を接いで、害虫への抵抗性をもたせたトウモロコシ→害虫が殺虫毒素への耐性をもってしまった。
・あらゆる雑草に効く除草剤に対する耐性を与えられたナタネ→雑草にも除草剤耐性があらわれた。
・除草剤に 耐性をもつ作物→いいかえれば、大量の除草剤を吸収しても死なない作物という意味。もちろん、作物の中に除草剤は蓄積される。 ではそれを食べる人間への蓄積は?
さらに、
・組み替え作物が自然に大量にまかれた場合、突然変異が起こり、新たな病原体が出現する恐れはないのだろうか?
・組み換え食品に反対する人びとはアメリカ合衆国では三人に一人の割合だが、ヨーロッパでは三人に二人以上だ。
・遺伝子組み換え作物の急速な販促活動の裏には、巨大な利益を見込む大食品企業や医薬品企業の動きがある。 大企業の論理だけで私たちの健康や地球の生態系が蝕まれてもよいのだろうか?
■関連図書(表示価格は税別) |
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