キルヒャーの世界図鑑 新装版[詳細]
ヨーロッパ精神史最大の奇人学者による妄想の楽園
ルネサンス最大の幻想科学者アタナシウス・キルヒャー。
その独創的で夢幻的な業績の数々は、F・イエイツからU・エーコまで、
ヨーロッパ知識人たちの間に巨大な影響を与え続けている。
本書は失われた叡智を求めて綴られた
キルヒャーの著作群に残された奇怪な図像の紹介を通じて、
その奔放な想像力の世界を、
現代に再生させる試みである。
■目次より |
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1 失われた知識の探求
第1章 遅れてきたルネサンス人第2章 綺想者の生涯
第3章 古代神学と比較宗教
2 万物遊覧
第1章 ノアの方舟:空想動物と分類学のこころみ第2章 バベルの塔:巨大建築と言語の史学
第3章 ラティウム:ラテン民族の原風景を訪ねて
第4章 中国:中国文明エジプト起源説
第5章 エジプトのオイディプス:神聖文字の解説と秘教の系譜
第6章 音楽:自動演奏機とコンピュータの初歩
第7章 普遍的魔術師:宇宙の磁石としての神
第8章 地下世界:火成論、自然発生説、反錬金術
3 アタナシウス・キルヒャー頌
第1章 略伝と驚異博物館 澁澤龍彦第2章 『シナ図説』の想像力 中野美代子
第3章 三人のキルヒャリアン:キルヒャー自然学の継承 荒俣宏
キルヒャー図像拾遺
アタナシウス・キルヒャーをめぐる参考文献一覧
訳者あとがき
メンフィスのピラミッドと墳墓(『秘儀への導者スフィンクス』より 1-第2章 綺想者の生涯
上:「プサ」の像、下:龍虎山(『シナ図説』より) 2-第4章 中国:中国文明エジプト起源説
実際の本では90度回転した左右に展開します。
地下の火(『地下世界』より) 2-第8章 地下世界:火成論、自然発生説、反錬金術
右:キルヒャー(『忘我の旅』扉絵)、左:セミラミスの城塞(『バベルの塔』より) キルヒャー図像拾遺
■関連図書(表示価格は税別) |
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■関連情報 |
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ジュンク堂書店池袋本店『キルヒャーの世界図鑑 新装版』パネル展開催
『キルヒャーの世界図鑑 新装版』 から選り抜かれた図像14枚が4F人文コーナーの壁に展示。リマスターされ、綺麗になった奇々怪界な図版たちをA3パネルでご覧ください。本書をご購入いただくと、ポストカード1枚の特典が付きます。加えて5種類のポストカードも販売。
購入特典
キルヒャーのポストカードを5種類作りました。
書店で『キルヒャーの世界図鑑 新装版』を1冊購入すると、ポストカードが1枚付きます。
特典がつく書店をお知らせします。数に限りがありますので、終了した場合はご容赦ください。
関東
東北
関西
*2023.3.18〜5.21 町田市立国際版画美術館「自然という書物」展では、キルヒャーの「地下世界」「シナ図説」なども展示。『キルヒャーの世界図鑑 新装版』も特典付きで販売。詳しくはこちら