蟲虫双紙[詳細]
オケラだって、
ミツバチだって……
ぼくらはみんな生きている。
昆虫ばかりがムシじゃない。
クモやムカデ、ミミズやカエルもムシはムシ。
偉そうに気取っては見せてもニンゲン様だって、所詮はムシの端くれ。
そんな曲者ぞろいが、天地を舞台に大活躍。
ムズムズ、モゾモゾ、ワクワクする、物語の標本箱。
■目次 |
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無脚の章
なめくじ(蛞蝓)/かたつむり(蝸牛)/かいちゅう(回虫)/すんぱく(寸白)/ひる(蛭)/みみず(蚯蚓)四脚の章
いもり(井守)/かえる(蛙)/とかげ(蜥蜴)/やもり(守宮)六脚の章
しらみ(虱)/のみ(蚤)/あり(蟻)/か(蚊)/かとんぼ(蚊蜻蛉)/とんぼ(蜻蛉)/かげろう(蜉蝣)/ちょう(蝶)/が(蛾)/かいこ(蚕)/いもむし(芋虫)/けむし(毛虫)/はえ(蝿)/うじ(蛆)/あぶ(虻)/ はち(蜂)/はんみょう(斑猫)/へっぴりむし(放屁虫)/ほたる(蛍)/かまきり(蟷螂)/けら(螻蛄)/せみ(蝉)多脚の章
くも(蜘蛛)/むかで(百足)/げじ(蚰蜒)/ふなむし(船虫)出典一覧
おわりに
■関連図書(表示価格は税別) |
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■書評 |
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●2022.6.18 東京新聞 寸評
…日本ではモゾモゾ這い回る生き物を、爬虫類のトカゲや両生類のカエルを含めて虫と呼んだ。頭にわいたシラミを取れとスサノオが大国主に促す『古事記』の試練話などを収録。シラミは実はムカデで、大国主はスサノオの娘に渡されたムクノキの実と赤土を秘かに口に含んで吐き出した…