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蟲虫双紙[詳細]

目次著者紹介関連図書書評



ミミズだって、
オケラだって、
ミツバチだって……

ぼくらはみんな生きている。

昆虫ばかりがムシじゃない。
クモやムカデ、ミミズやカエルもムシはムシ。
偉そうに気取っては見せてもニンゲン様だって、所詮はムシの端くれ。 そんな曲者ぞろいが、天地を舞台に大活躍。
ムズムズ、モゾモゾ、ワクワクする、物語の標本箱。



『蟲虫双紙』金箔写真



■目次

はじめに

無脚の章

なめくじ(蛞蝓)/かたつむり(蝸牛)/かいちゅう(回虫)/すんぱく(寸白)/ひる(蛭)/みみず(蚯蚓)

四脚の章

いもり(井守)/かえる(蛙)/とかげ(蜥蜴)/やもり(守宮)

六脚の章

しらみ(虱)/のみ(蚤)/あり(蟻)/か(蚊)/かとんぼ(蚊蜻蛉)/とんぼ(蜻蛉)/かげろう(蜉蝣)/ちょう(蝶)/が(蛾)/かいこ(蚕)/いもむし(芋虫)/けむし(毛虫)/はえ(蝿)/うじ(蛆)/あぶ(虻)/ はち(蜂)/はんみょう(斑猫)/へっぴりむし(放屁虫)/ほたる(蛍)/かまきり(蟷螂)/けら(螻蛄)/せみ(蝉)

多脚の章

くも(蜘蛛)/むかで(百足)/げじ(蚰蜒)/ふなむし(船虫)
出典一覧
おわりに



■著者紹介

福井栄一(ふくい・えいいち)
上方文化評論家。1966年、大阪府吹田市出身。京都大学法学部卒。京都大学大学院法学研究科修了。法学修士。四條畷学園大学看護学部客員教授。京都ノートルダム女子大学国際言語文化学部および関西大学社会学部の非常勤講師。上方の芸能や歴史文化に関する講演、評論活動を精力的に行い、マスコミ出演も多数。本書が通算39冊目の著作となる。剣道二段。
http://www7a.biglobe.ne.jp/~getsuei99/




■関連図書(表示価格は税別)

  • 『十二支妖異譚』 福井栄一 定価 本体1800円+税
  • 『解體珍書』 福井栄一 定価 本体1600円+税
  • 『江戸博物文庫』シリーズ
  • 『怪奇鳥獣図巻』 定価 本体3200円+税
  • 『しめかざり』 定価 本体2500円+税



  • ■書評

    2022.6.18 東京新聞 寸評
    …日本ではモゾモゾ這い回る生き物を、爬虫類のトカゲや両生類のカエルを含めて虫と呼んだ。頭にわいたシラミを取れとスサノオが大国主に促す『古事記』の試練話などを収録。シラミは実はムカデで、大国主はスサノオの娘に渡されたムクノキの実と赤土を秘かに口に含んで吐き出した…






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