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超宇宙論[詳細]
コリン・ウィルソン絶賛!
オカルトの彼方へ


人間の認識のレベルで、魂理学的認識や秘教的認識は可能なのか。
昆虫の世界にみられる擬態現象の背後には何があるのか。
おとぎ話の主人公や、眠れる森の美女を救出する騎士とはいったい何なのか。
哲学・科学・宗教・芸術の統合は可能か。
世界はいかなる形をもつのか、混沌なのかシステムなのか。
時代から時代へ、国から国へ、ある民族から別の民族へ、
連綿として伝承される思想と隠された知識の軌道をさぐり、
アインシュタインの時代精神の息吹の中で展開される魂の科学。

■目次より

魂理学的方法の告示

ようこそディメンジョン
四つの方法のホックと留め金
論理と魂理の対立

大いなる憧憬の果てに

くくられる光景
この《ラディカルな無価値性》
深く隠された軌道
そのことについては確信がある
後方への旅
見えない魂の糸

第一章 秘教と近代思想
    隠秘の知識の原観念
    未知に対する異なった関係の樹立
    神秘主義と隠秘の知識
    人類の内側の領域と外側の領域
    外側の領域の進化
    継続状態のゆったりした秘法伝授
    密儀とキリストの生涯
    前歴史方位の秘教曲率振動
    超時空軸伴走力
    場の四根拠律

    秘教観念の墜落
    野蛮状態の常勝
    擬態の背後に立つもの
    大自然の構想
    創造と破壊がもたらしたもの
    旧約のなかの三つの神話
    人間以前の自己進化存在
    『白蟻の生活』
    魂理学的分別作法

第二章 めくるめく四次元
    見える世界と見えない世界
    ヒメ領域に伸びる線
    ヒメ領域の魂理と物理
    ヒントンの分別作法
    ヒメ物質・縁起の断面
    モロゾフの相似律
    現象、この測りがたきもの
    平面存在に畏敬をこめて
    「このまま」不可解から「そのまま」ヴィジョンへ
    リンゴに内属する述語性
    ヒメ領域からのスポータ
    いたるところにシンメトリー
    ヒメ物質の二つの顔
    オカルトのアストラル存在論

第三章 内なる超人
    人類の思想史を貫く超人の原観念
    西洋思想における超人の原観念の不足
    超人像の修正
    超人の原観念と隠秘の知識
    デモニスム一瞥
    手を洗うピラトとユダの脅迫観念
    法悦という至高の段階
    秘法伝授とその内的必然性
    観念の神的秩序と人間の秩序
    無限の実現可能性と内側の魂理学
    識別と包括と縁起
    深渕にかかる『モーゼの肖像』

第四章 超宇宙論Ⅰ
    世界の本質を解読するための三つの疑問
    新物理を解体させる宇宙の新模型
    きまぐれな計測がまねいた《普遍常数》
    粒子説から波動説へ
    秒速30kmで突走る《相対性理論》
    観測行為は有機的たりうるか
    《軟体動物》に多時間を直観する
    作用は世界の曲率である
    『古典物理学』
    『新物理学』

    超宇宙論Ⅱ
    宇宙の新模型を創案するために必要な次元
    次元周期と次元可動性
    四運動の相互浸透が全可視界を構成する
    宇宙で唯一の恒久現象である角速度
    次元に身体を張る
    時間の空間化と空間の時間化
    物質変化の照応と次元の潜在性
    宇宙の新模型を首尾よくつくるには
    りんごの横断面はりんごから落下しない
    無限大と不可通約性
    次元練金領域
    量の光景
    光量子の円環と無の渦巻

訳者あとがき
ディメンジョンからの挨拶
 


 
 
 
■編者紹介:P・D・ウスペンスキー P.D.Ouspensky

1878年3月5日モスクワ生まれ。1905年、ジャーナリストであるかたわら、神秘学、オカルティズムに傾倒。1907〜1913年には゛奇蹟を求めて″中近東、トルコ、ギリシャ、エジプト、パリ、ジェノヴァ、カイロ、セイロン、カルカッタ、ボンベイ、アグラ、デリーを巡る。1911年『ターチャム・オーガナム』出版。゛大傑作″として熱狂的讃辞に迎えられる。1915年G・I・グルジェフと出会う。以降、その高弟として、グルジェフシステムの紹介の役を果たす。1924年グルジェフと離別。ロンドンで独自の活動を続行。1947年10月2日、没。著書は他に『奇蹟を求めて』(平河出版社)『第四の道』など。

 
 
 
 
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