新宿・紀伊國屋書店で『新・文學入門』新展開

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昭和の文学・新宿の文化

新宿は紀伊國屋書店本店5Fに『新・文學入門』が積まれている。まわりには同書で採り上げられた吉田健一、吉行淳之介等、さらには同じ時期に刊行となった『洲之内徹文学集成』や杉本秀太郎『ひっつき虫』といった新刊も並ぶ。

著者の岡崎武志さん山本善行さんを全面に出したフェアが多い中、ここは一味も二味も異なる。それは「じんぶんや 第42講 紀伊國屋書店と新宿―モダン都市文化」と同時開催の「新宿×文学 昭和フェア」だからだ。新宿歴史博物館の『田辺茂一と新宿文化の担い手たち』もこのフェアに合わせて復刊されている。そこに昭和文学を多数紹介する『新・文學入門』が展開するといった具合だ。ベストセラーやエンターテインメントに押されて、なかなかお目にかからなくなった昭和の名随筆や詩集、そうした文壇を支えた紀伊國屋文化を見直す機会だ。





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