坂根厳夫さん、丹羽高柳賞著述賞受賞
4月、81歳の誕生会にて。
2011年5月19日、坂根厳夫さんが『メディア・アート創世記』の執筆により丹羽高柳賞著述賞を受賞されました。丹羽高柳賞は、映像情報メディア学会が映像情報メディアに関し優れた業績をあげられた方々を表彰し、わが国のこれらの分野における基礎的研究の振興と、その応用の促進に資するために設けられたもの。功績賞、業績賞、論文賞、著述賞の4賞から成り、著述賞は映像情報メディアならびにそれらを支える基礎あるいは周辺技術に関する優秀な著書に与えられる賞です。授賞理由は次のとおりです。
本書は科学、技術、芸術の総合作用として生まれてきたメディア・アートについて、半世紀にわたり著者が歩んできた道をもとに書かれた書で、これからの科学技術と芸術の相互作用や新たな表現活動を考えるうえで、極めて有用な良書である。
5/19の授賞式
丹羽高柳賞著述賞の賞牌を手にする坂根さん。
エッシャーから岩井俊雄まで、豊富なビジュアルとともに、メディア・アートの半世紀にわたる歴史をたどり本です。ぜひお読みください。ビジュアルの一部はこちらをご覧ください。
左:『メディア・アート創世記』/右:オスカー・ロイテルスバルド「不可能な図形シリーズ」(本書より)