佐藤恵子著
『ヘッケルと進化の夢』毎日出版文化賞受賞
帯を新たに制作中
佐藤恵子著『ヘッケルと進化の夢―一元論、エコロジー、系統樹』が、第70回毎日出版文化賞<自然科学部門>を受賞しました。2016年11月3日付の毎日新聞で発表され、選考委員の西垣通氏(東京大学名誉教授・情報学)が選評をご執筆くださいました。
巨大な知性の実像 鮮明に
エルンスト・ヘッケルの名を知らない人も、「エコロジー」という言葉の創始者だと言えば考えを変えるだろう。この知的巨人は、単なる生物学者ではなく哲学者や社会改革者でもあって、19世紀末〜20世紀初頭のドイツの文化や社会に多大な影響を与えた。…(中略)…
科学思想を専門とする著者は明と暗のいずれにも偏らず、あくまで原テキストを丹念にたどり、巨大な知性の実像を鮮明に描き出していく。一般向け読み物として面白いだけでなく、国際的研究成果としても高く評価できる労作である。(西垣通)
11月3日付毎日新聞には広告も出しました。『ヘッケルと進化の夢―一元論、エコロジー、系統樹』の他、好評発売中の『無限の天才 新装版』と『ライプニッツ著作集 第II期』です。
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また、『ヘッケルと進化の夢』では冒頭の写真のように「受賞」を記念した新しい帯を制作中です。11月末くらいには書店店頭に登場する予定。ぜひ手にとってご覧ください。