『ルネサンス・バロックのブックガイド』刊行記念
3/9 ジュンク堂書店池袋本店
ヒロ・ヒライさん×山本貴光さんトークイベント
『ルネサンス・バロックのブックガイド』の刊行を記念したヒロ・ヒライさん×山本貴光さんのトークイベントが、2019年3月9日(土)に開催されました。早くから満員御礼となり、当日にはキャンセル待ちの方も。
本書の出版の経緯や、工作舎のブックガイド『ブックマップ』と『ブックマップ プラス』について、また、このジャンルで欠かすことのできない編集者・二宮隆洋さんの話などトークが繰り広げられました。本書で紹介されたイエイツ『記憶術』(水声社)やウォーカー『古代神学』(平凡社)、ブレア『情報爆発』(中央公論新社)にも言及。
山本さんは配布物を用意くださり、本書をさらに楽しむために、この時代の歴史や背景を知るために本としてプロトン『はじめてわかるルネサンス』(ちくま学芸文庫)などもご紹介くださいました。
ヒロ・ヒライさん(左)と山本貴光さん
イベント最後は、「ミクロコスモス大賞」の授賞式。BHが若手研究者を奨励するために設けた賞で、今回が第3回となります。 1-5-4『十六世紀フランスのアカデミー』、 4-1-3『本の都市リヨン』、 4-2-1『英仏普遍言語計画』、 4-2-2『完全言語の探求』、 4-2-3『近世ヨーロッパの言語と社会』の5本を執筆されたフランス文学・思想研究者の久保田静香さんと、 1-2-5『古代神学』、 1-4-3『ルネサンス精神の深層』、 2-1-1『ルネサンスの魔術思想』、 2-3-4『ウェヌスの子どもたち』の4本を執筆されたルネサンス美術史研究の関大輔さんです。関さんはまだ20代の博士課程の学生。将来が楽しみです。
ミクロコスモス大賞 記念のガラス製盾
久保田静香さん(左)と関大輔さん
サインをするヒライさんと山本さん
本書の中で紹介された書籍、執筆者の著書
■ 2019年3月10日 読売新聞 紹介
2019年3月10日 読売新聞書評欄「読書情報」に、早くも本書を掲載していただきました。 「…中世の魔術的・怪物的な知が、近代の理性に取って代わられるまでの変遷を様々な角度から眺めることができる。良書を次世代に伝えたいという思いにあふれた1冊」[全文は読売新聞公式サイトへ]