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【期間限定公開】
ライプニッツ「ペスト対策の提言」

新型コロナウイルス感染拡大による不安の中、哲学者ライプニッツが300年以上前に記した「ペスト対策の提言」が、現在の感染症対策に通じると、話題をよんでいます。

「…確実な予防措置はいまだに医師諸氏によって見出されていないので、政治に基づく予防措置に訴えざるをえない。それだけが効果を確認されているものである。それはつまり伝染病を避けることである。」

「…とはいえ、疑わしい物質は勝手にやってくるわけではなく、疑わしい人間によって運ばれることがはるかに多いのだから、何よりも人間に対して十分な警戒をするべきである。」

これは『ライプニッツ著作集 第II期 第3巻 技術・医学・社会システム』第2部医学に収載の論考。翻訳者の長綱啓典先生ならびに、監修者の酒井潔先生、佐々木能章先生の快諾を受け、「ペスト対策の提言」全文・解説をWeb公開いたします。

【公開期間】2020年4月7日〜11月14日(ライプニッツ命日)


ライプニッツ「ペスト対策の提言」
公開は終了しました


翻訳者

長綱啓典 (NAGATSUNA, Keisuke)──1975年生。帝京大学准教授を経て現在、日本大学文理学部哲学科准教授。哲学専攻。著書:『ライプニッツにおける弁神論的思惟の根本動機』(晃洋書房)、共編著:『ライプニッツ読本』(法政大学出版局)、論文:「ライプニッツにおける充足理由律の射程」(『ショーペンハウアー研究』第18号)など。

監修者

酒井 潔 (SAKAI, Kiyoshi)──1950年生。学習院大学教授。日本ライプニッツ協会会長。哲学専攻。著書:『世界と自我』(創文社)、『ライプニッツ』(清水書院)、『ライプニッツのモナド論とその射程』(知泉書館)、共編著:『ライプニッツを学ぶ人のために』(世界思想社)、『ライプニッツ読本』(法政大学出版局)など。

佐々木能章 (SASAKI, Yoshiaki)──1951年生。東京女子大学名誉教授。哲学専攻。著書:『ライプニッツ術』(工作舎)、訳書:『弁神論』(『ライプニッツ著作集』6・7巻、工作舎)、共編著:『ライプニッツを学ぶ人のために』(世界思想社)、『ライプニッツ読本』(法政大学出版局)など。



*これを機にライプニッツの先見の明に思いをめぐらし、関心を深めていただければ幸いです。

『ライプニッツ著作集』第I期+第II期


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