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ライプニッツ著作集 第II期
[1]哲学書簡 [詳細]

目次監修者・訳者紹介関連図書書評ライプニッツ著作集 第II期



『モナドロジー』300周年の新展開




■目次

【第1部】学者の共和国[レスプブリカ・リテラリア]

1 ヤコプ・トマジウスとの往復書簡(1663-1668) 山内志朗+増山浩人=訳・解説     1-1 ライプニッツからヤコプ・トマジウスへ
  1-2 ライプニッツからヤコプ・トマジウスへ
  1-3 ヤコプ・トマジウスからライプニッツへ
  1-4 ライプニッツからヤコプ・トマジウスへ

2 ホッブズ宛書簡(1670・1674)  伊豆藏好美=訳・解説 
  2-1 ライプニッツからホッブズへ
  2-2 ライプニッツからホッブズへ

3 スピノザとの往復書簡とスピノザ注解(1671-1678)  上野修+町田一+朝倉友海=訳・解説
  3-1 ライプニッツからスピノザへ
  3-2 スピノザからライプニッツへ
  3-3 シュラー氏経由の書簡情報 ライプニッツによる注解
  3-4 スピノザからオルデンバーグへの三通の書簡 ライプニッツによる注解
  3-5 スピノザの『エチカ』について

4 初期アルノー宛書簡(1671)  根無一信=訳・解説
  4-1 ライプニッツからアルノーへ

5 マルブランシュとの往復書簡(1676-1712) 清水高志+梅野宏樹=訳・解説
  5-1 ライプニッツからマルブランシュへ
  5-2 マルブランシュからライプニッツへ
  5-3 ライプニッツからマルブランシュへ
  5-4 ライプニッツからマルブランシュへ
  5-5 マルブランシュからライプニッツへ
  5-6 ライプニッツからマルブランシュへ
  5-7 マルブランシュからライプニッツへ
  5-8 ライプニッツからマルブランシュへ
  5-9 マルブランシュからライプニッツへ 付録/考察
  5-10 ライプニッツからマルブランシュへ
  5-11 ライプニッツからマルブランシュへ
  5-12 ライプニッツからマルブランシュへ
  5-13 マルブランシュからライプニッツへ
  5-14 ライプニッツかマルブランシュへ
  5-15 ライプニッツからマルブランシュへ
  5-16 マルブランシュからライプニッツへ
  5-17 ライプニッツからマルブランシュへ

6 ベールとの往復書簡(1687-1702)   谷川多佳子+池田真治+谷川雅子=訳・解説
   6-1 ライプニッツからベールへ 付録 前の反論に含まれていた偽推理をG.G.L.
   〔ライプニッツ〕氏に示したC.〔カトラン〕神父様の短い批判
  6-2 ライプニッツからベールへ
  6-3 デカルト氏の自然法則を支持する『学芸共和国通信』1687年6月号
  第一論文中のC〔カトラン〕神父様の批判に対するL〔ライプニッツ〕氏の回答
  6-4 ライプニッツからベールへ
  6-5 ライプニッツからベールへ
  6-6 ベールからライプニッツへ
  6-7 ライプニッツからベールへ
  6-8 ライプニッツからベールへ
  6-9 ベールからライプニッツへ
  6-10 ライプニッツからベールへ

第1部 「学者の共和国」解説 酒井潔

【第2部】サロン文化圏  大西光弘+橋本由美子+山田弘明=訳 大西光弘=コラム

1 ハノーファー選帝侯妃ゾフィーとの交流(1696-1705)
  コラム ハノーファー選帝侯妃ゾフィーについて
  1-1 ライプニッツからゾフィーへ
  コラム 1-1 ゾフィー宛書簡の経緯
  1-2 ライプニッツからゾフィーへ
  1-3 ライプニッツからゾフィーへ
  コラム 1-3 ゾフィー宛書簡の経緯
      ゾフィーからの書簡(1)
  1-4 ライプニッツからゾフィーへ
  コラム 1-4 ゾフィー宛書簡の経緯
       ゾフィーからの書簡(2)、(3)
  1-5 ライプニッツからゾフィーへ
  コラム 1-5 ゾフィー宛書簡の経緯

2 ゾフィー・シャルロッテ宛書簡(1702-1704)
  コラム プロイセン王妃ゾフィー・シャルロッテについて
  2-1 ライプニッツからゾフィー・シャルロッテへ
  2-2 ライプニッツからゾフィー・シャルロッテへ
  コラム 2-2 ゾフィー・シャルロッテ宛書簡の経緯
      ゾフィー宛書簡要約、ゾフィー・シャルロッテ宛書簡要約
  2-3 ライプニッツからゾフィー・シャルロッテへ

3 マサム夫人との往復書簡(1704-1705)
  コラム マサム夫人について
  3-1 マサム夫人からライプニッツへ
  コラム 3-1 マサム夫人からの書簡の経緯
  3-2 ライプニッツからマサム夫人へ
  3-3 ライプニッツからマサム夫人へ
  コラム 3-3 マサム夫人宛書簡の経緯
  3-4 マサム夫人からライプニッツへ
  コラム 3-4 マサム夫人からの書簡の経緯
  3-5 ライプニッツからマサム夫人へ
  コラム 3-5 マサム夫人宛書簡のその後

第2部「サロン文化圏」解説 佐々木能章
  17・18世紀ヨーロッパ王朝・諸侯系図

第1巻 総解説「ライプニッツ哲学書簡の醍醐味」酒井潔

ライプニッツ〔&スピノザ〕手稿──112(別丁)



■監修者・訳者紹介

酒井 潔 (SAKAI, Kiyoshi)──1950年生。学習院大学教授。哲学専攻。著書:『世界と自我』(創文社)、『ライプニッツ』(清水書院)、『ライプニッツのモナド論とその射程』(知泉書館)、共編著:『ライプニッツを学ぶ人のために』(世界思想社)、『ライプニッツ読本』(法政大学出版局)など。

佐々木能章 (SASAKI, Yoshiaki)──1951年生。東京女子大学教授。哲学専攻。著書:『ライプニッツ術』(工作舎)、訳書:『弁神論』(『ライプニッツ著作集』6・7巻、工作舎)、共編著:『ライプニッツを学ぶ人のために』(世界思想社)、『ライプニッツ読本』(法政大学出版局)など。

山内志朗 (YAMAUCHI, Shiro)──1957生。慶応義塾大学教授。スコラ倫理学専攻。著書:『ライプニッツ』(日本放送出版協会)、『普遍論争』(平凡社ライブラリー)、『天使の記号学』『存在の一義性を求めて』(岩波書店)、『「誤読」の哲学』(青土社)など。

増山浩人 (MASUYAMA, Hiroto)──1983年生。日本学術振興会特別研究員PD(上智大学)。哲学専攻。論文:「第二類推論と充足根拠律」(『日本カント研究』11)、「カント批判哲学の前史 18世紀ドイツにおけるライプニッツ受容とヒューム受容」(『研究論集』13、北海道大学大学院文学研究科)など。

伊豆藏好美 (IZUKURA, Yoshimi)──1957年生。聖心女子大学教授。哲学専攻。共著書:『ライプニッツ読本』(法政大学出版局)、『形而上学の可能性を求めて 山本信の哲学』(工作舎)、共訳書:Y・ベラヴァル『ライプニッツのデカルト批判』(法政大学出版局)など。

上野 修 (UENO, Osamu)──1951年生。大阪大学教授。哲学専攻。著書:『スピノザの世界 神あるいは自然』(講談社現代新書)、『デカルト、ホッブズ、スピノザ 哲学する十七世紀』(講談社学術文庫)、『哲学者たちのワンダーランド 様相の十七世紀』(講談社)、『スピノザ《神学政治論》を読む』(ちくま学芸文庫)など。

町田 一 (MACHIDA, Hajime)──1967年生。関東学園大学非常勤講師。哲学専攻。著書:『初期ライプニッツにおける信仰と理性 《カトリック論証》注解』(知泉書館)。

朝倉友海 (ASAKURA, Tomomi)──1975年生。北海道教育大学准教授。哲学専攻。著書:『概念と個別性 スピノザ哲学研究』(東信堂)、『「東アジアに哲学はない」のか 京都学派と新儒家』(岩波書店)、共訳書:『宮廷人と異端者 ライプニッツとスピノザ、そして近代における神』(書肆心水)など。

根無一信 (NEMU, Kazunobu)──1979年生。名古屋外国語大学非常勤講師。哲学専攻。論文:「介入せずに介入する神」(『哲学』64)、共著書:『哲学するのになぜ哲学史を学ぶのか』(京都大学学術出版会)など。International doctoral school for Leibniz researchers 第1回日本代表(2011)。

清水高志 (SHIMIZU, Takashi)──1967年生。東洋大学准教授。哲学専攻。著書:『セール、創造のモナド ライプニッツから西田まで』(冬弓社)、『来るべき思想史 情報/モナド/人文知』(冬弓社)、『ミシェル・セール 普遍学からアクター・ネットワークまで』(白水社)など。

梅野宏樹 (UMENO, Hiroki)──1984年生。龍谷大学非常勤講師。宗教哲学専攻。論文:「ライプニッツにおける «passion» 概念の射程」(『倫理学研究』42)、「形而上学的悪から道徳的悪へ ライプニッツにおける情念の働きによって」(『ライプニッツ研究』3)など。

谷川多佳子 (TANIGAWA, Takako)──1948年生。筑波大学名誉教授。哲学専攻。著書:『デカルト研究』(岩波書店)、『主体と空間の表象』(法政大学出版局)、訳書:デカルト『方法序説』『情念論』(岩波文庫)、『人間知性新論』(共訳『ライプニッツ著作集』4・5巻、工作舎)など。

池田真治 (IKEDA, Shinji)──1976年生。富山大学准教授。哲学専攻。論文:「想像と秩序 ライプニッツの想像力の理論に向けての試論」(『ライプニッツ研究』創刊号)、“Les limites et ses modalités chez Leibniz”, Natur und Subjekt: Akten des Ⅸ. Internationalen Leibniz-Kongresses, 2011 など。

谷川雅子 (TANIGAWA, Masako)──1985年生。東京大学大学院博士課程。仏文学専攻。論文:「L’État, la tolérance et les lois selon Pierre Bayle」(『フランス語フランス文学研究』105) 、“State, Religion and Tolerance”, Proceedings TJASST 2013など。

大西光弘 (ONISHI, Mitsuhiro)──1958年生。立命館大学非常勤講師。哲学専攻。共著書:『西田幾多郎のライフヒストリー』(晃洋書房)、訳書:『現象学とライプニッツ』(晃洋書房)、論文:“Leibniz, Buddhismus und Nishida” Natur und Subjekt: Akten des Ⅸ. Internationalen Leibniz-Kongresses, 2011など。

橋本由美子 (HASHIMOTO, Yumiko)──1956年生。中央大学兼任講師。哲学専攻。共著書:『西洋思想における「個」の概念』(慶應義塾大学言語文化研究所)、訳書:ライプニッツ『形而上学叙説 ライプニッツ-アルノー往復書簡』(監訳 平凡社ライブラリー)、ルネ・ブーブレス『ライプニッツ』(白水社)、アラン『小さな哲学史』(みすず書房)など。

山田弘明( YAMADA, Hiroaki) ──1945年生。名古屋大学名誉教授。著書:『デカルト哲学の根本問題』(知泉書館)、『デカルト『方法序説』』(晃洋書房)、共著書:『ライプニッツ読本』(法政大学出版局)、訳書:『デカルト=エリザベト往復書簡』(講談社学術文庫)、『デカルト全書簡集』1・2・5・7巻(共訳、知泉書館)など。




■関連図書(表示価格は税別)

[ライプニッツをめぐる工作舎の本]
  • ライプニッツ著作集 第II期 第2巻 法学・神学・歴史学  共通善を求めて  8000円
  • ライプニッツ著作集 第I期 全10巻
  • ライプニッツ術 モナドは世界を編集する  3800円
  • ライプニッツの普遍計画 バロックの天才の生涯  5340円
  • 英仏普遍言語計画 デカルト、ライプニッツにはじまる  4800円
  • ペルシャの鏡 ライプニッツの迷宮をめぐる幻想哲学小説  1800円
  • デカルト、コルネーユ、スウェーデン女王クリスティナ カッシーラーの隠れた名篇  2900円
  • 地球外生命論争 カントからロウエルまでの世界の複数性をめぐる思想大全  20000円
  • 世界の複数性についての対話 フォントネルによるお洒落なSF  1900円



  • ■書評

    2015.8.7  週刊読書人 金子 務氏評
    高度な思想的討論
    ライプニッツ学会関係者の熱意と能力によって実現した翻訳

    17、18世紀を通じて、ライプニッツほど往復書簡を書き続けた知識人はおるまい。文通相手は16カ国、160都市の1300人、哲学書簡1000通など計2万通に及ぶ。評者(金子)が分析した世界初の学会・ロンドン王立協会事務総長オルデンバーグの通信空間でさえ、その数は遠く及ばない。本哲学書簡は、その学問形成に重要な役割を演じた9人、52通を訳出、監修者や訳者による懇切な解説を配して、読みごたえ十分である。[全文は 金子務氏 公式サイトへ]







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