酒井 潔 (SAKAI, Kiyoshi)──1950年生。学習院大学教授。日本ライプニッツ協会会長。哲学専攻。著書:『世界と自我』(創文社)、『ライプニッツ』(清水書院)、『ライプニッツのモナド論とその射程』(知泉書館)、共編著:『ライプニッツを学ぶ人のために』(世界思想社)、『ライプニッツ読本』(法政大学出版局)など。
佐々木能章 (SASAKI, Yoshiaki)──1951年生。東京女子大学教授。哲学専攻。著書:『ライプニッツ術』(工作舎)、訳書:『弁神論』(『ライプニッツ著作集』6・7巻、工作舎)、共編著:『ライプニッツを学ぶ人のために』(世界思想社)、『ライプニッツ読本』(法政大学出版局)など。
稲岡大志 (INAOKA, Hiroyuki)──1977年生。神戸大学など非常勤講師。哲学専攻。論文:「ライプニッツ的空間はいかにして構成されるか?」(『日本カント研究』18号、「実体の位置と空間の構成」(『ライプニッツ研究』3号)など。
大西光弘 (ONISHI, Mitsuhiro)──1958年生。立命館大学非常勤講師。哲学専攻。共著書:『西田幾多郎のライフヒ
ストリー』(晃洋書房)、訳書:『現象学とライプニッツ』(晃洋書房)、論文:“Leibniz, Buddhismus und
Nishida”, Natur und Subjekt: Akten des IX. Internationalen Leibniz-Kongresses, 2011など。
池田真治 (IKEDA, Shinji)──1976年生。富山大学准教授。哲学専攻。論文:「想像と秩序 ライプニッツの想像力の理論に向けての試論」(『ライプニッツ研究』創刊号)、“Les limites et ses modalités chez Leibniz”, Natur und Subjekt: Akten des IX. Internationalen Leibniz-Kongresses, 2011、共訳書:『デカルト数学・自然学論集』 (法政大学出版局)など。
長綱啓典 (NAGATSUNA, Keisuke)──1975年生。帝京大学准教授。哲学専攻。著書:『ライプニッツにおける弁神論的思惟の根本動機』(晃洋書房)、共編著:『ライプニッツ読本』(法政大学出版局)、論文:「ライプニッツにおける充足理由律の射程」(『ショーペンハウアー研究』第18号)など。
松田 毅 (MATSUDA, Tsuyoshi)──1956年生。神戸大学大学院教授。哲学専攻。著書:『ライプニッツの認識論』(創文社)、Der Satz vom Grund und die Reflexion―― Identität und Differenz bei Leibniz(Peter Lang)、『部分と全体の哲学――歴史と現在』(編著、春秋社)、『哲学の歴史』第5巻(共著、中央公論新社)など。
中山純一 (NAKAYAMA, Junichi)──1975年生。東洋大学ほか非常勤講師。哲学専攻。著書:『フッサールにおける超越論的経験』(知泉書館)。共著:『現象学のパースペクティヴ』(晃洋書房)。論文:「フッサールにみるモナド概念のポテンシャリティ」(理想社)など。
津崎良典 (TSUZAKI, Yoshinori)──1977年生。筑波大学准教授。哲学専攻。著書:『デカルトの憂鬱』(扶桑社)、共著:Normes et marginalités à l’épreuve (Presses universitaires de Strasbourg)、共訳書:O・ブロック『唯物論』(白水社文庫クセジュ)、『デカルト全書簡集』第四巻(知泉書館)など。
高田博行 (TAKADA, Hiroyuki)──1955年生。学習院大学教授。ドイツ語学専攻。著書:Grammatik und Sprachwirklichkeit von 1640–1700(de Gruyter)、『ヒトラー演説』(中央公論新社)、共編著:『歴史語用論入門』(大修館書店)、『歴史社会言語学入門』(大修館書店)、『ドイツ語の歴史論』(ひつじ書房)など。
林 知宏 (HAYASHI, Tomohiro)──1961年生。学習院高等科教諭。数学史専攻。著書:『ライプニッツ:普遍学の夢』(東京大学出版会)、共著『ライプニッツを学ぶ人のために』(世界思想社)、共訳:『カッツ 数学の歴史』(共立出版)など。
山根雄一郎 (YAMANE, Yuichiro)──1970年生。大東文化大学教授。哲学専攻。著書:『〈根源的獲得〉の哲学』(東京大学出版会)、『カント哲学の射程』(風行社)、共訳書:『ロールズ哲学史講義』(みすず書房)、『ハイデッガー全集』第42巻(創文社)、キューン『カント伝』(春風社)。
上野ふき (UENO, Fuki)──1981年生。中京大学助教を経て名古屋大学大学院情報科学研究科(複雑性科学専攻)博士課程在学。論文:「知の創発モデル ライプニッツの〈モナド〉の現代的意義」(「特集・ライプニッツ『モナドロジー』300年」『理想』2013, No. 691)。
藤井良彦 (FUJII, Yoshihiko)──1984年生。文学博士。著書:『メンデルスゾーンの形而上学——また一つの哲学史』
(東信堂)、『不登校とは何であったか?——心因性登校拒否、その社会病理化の論理』(社会評論社)、共編著:『在野学の冒険』(批評社)など。
●現代数学 2021年4月号 三浦伸夫氏「2冊の数学史 ライプニッツ三昧」
「…ライプニッツの数学といえば無限小幾何学, 算術, 代数学, 数学の基礎などに限定されがちであるが, 本書は, 実用面での「混合数学」である機械学, 年金・保険論, 数学器具などにも話が及び, 新しいライプニッツ数学の姿を見せてくれる。」