9月の新刊『ライプニッツ著作集』
第I期新装版 第9巻
「モナドロジー」収載
9月の新刊は、『ライプニッツ著作集』第I期新装版(全10巻)の第7回配本第9巻「後期哲学」。ライプニッツの代表作「モナドロジー」を収録した巻です。
モナドとは?
宇宙を映す永遠の生きた鏡
宇宙全体を表出するモナドによる精妙な哲学体系を披露した
ライプニッツ[Gottfried Wilhelm Leibniz, 1646-1716]。
マサム夫人の父、レイフ・カドワースに共感しつつその先を探求する
『生命の原理と形成的自然についての考察』や珠玉の小編『モナドロジー』、
ニュートンの代弁者クラークとの最晩年の論争まで、自然学と不可分の思想を編成します。
【目次】
生命の原理と形成的自然についての考察
動物の魂
アリストとテオドールとの最初の対話に続く、フィラレートとアリストとの対話
デ・フォルダー宛書簡(抄)
デ・ボス宛書簡(抄)
モナドロジー(哲学の原理)
理性に基づく自然と恩寵の原理
ライプニッツとクラークとの往復書簡
「モナドロジー」は、今年4月に岩波文庫より谷川多佳子・岡部英男両先生の新訳で発売され、話題となりました。谷川先生と岡部先生は本著作集第4・5巻「認識論[人間知性新論]」の翻訳もなされていますので、こちらも併読ください。
第9巻「後期哲学」は、A5判上製、456頁+手稿8頁、本体9500円。9月下旬の発売です。そして、本著作集も残すところ第1巻「論理学」だけ。11月下旬には全10巻が揃います。