11月の新刊『ライプニッツ著作集』
第I期新装版 第4巻・第5巻
11月の新刊は、『ライプニッツ著作集』第I期新装版(全10巻)の第2回配本、第4巻第5巻で展開する『認識論[人間知性新論]』上・下を2冊同時発売。その見本ができました。
『人間知性新論』はライプニッツの生前に計画された数少ない著書のひとつで、同時代のイギリスの哲学者ジョン・ロックの『人間知性論』への批判を試みた書です。ほぼ完成しながらも、ロックの死によって出版を断念しました。そこにライプニッツの人柄があらわれています。公刊はライプニッツの死後49年後のことでした。
この『人間知性新論』の前半、第4巻は長らく品切にしていましたので待望の復刊となります。発売は11月26日を予定、もうまもなくです。 新装復刊では帯色が巻ごとに変わり、第1回配本『第8巻 前期哲学』のみかん色といい、とても鮮やか。全10巻が揃うと相当カラフルです。
新装版第4巻の中ページ(左)と別丁ライプニッツ手稿
この新装版は隔月で刊行予定。全巻予約を定期で承ります。その予約特典、冊子「発見術への栞」が大好評。高山宏氏や彌永昌吉氏をはじめ、海外のライプニッツ研究者など多彩な執筆陣を迎えた、旧第I期の月報「発見術への栞」をまとめた小冊子です。
第I期特別付録『発見術への栞』